【おちょやん64話】一平が役者辞めたあと、死ぬ気なんじゃないかと思うくらい儚い表情してた…

おちょやんの感想

おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。

こちらの記事では「おちょやん」第64話(第13週「一人やあれへん」)のあらすじ感想気になるセリフなどを書いてます。

あらすじ

2021年3月4日(木)に放送された「おちょやん」第64話はこんな話でした↓

  • 千之助(星田英利)は、一平の母のことを座員に説明する
  • 道頓堀に帰ってきた一平(成田凌)、千代(杉咲花)の頬に手をあて、「痛かったやろ」と謝る
  • 天海天海の襲名が決まり、挨拶回りに忙しい一平
  • ハナ(宮田圭子)が千代に、天海天海が役者を辞めようとしていた時の出来事を話す
  • 一平が「母に捧ぐる記」を焼いているところに、千代がやってくる…

第64話感想

「母に捧ぐる記」を一人で燃やしている一平の姿を見ると、「役者」を辞めるどころか、命を断とうと考えているようにも見えた…。

「役者になったんは、芝居のことしか頭にのうて、お母ちゃん泣かしてばっかりやったおやじを見返したるためや。」

(「おちょやん」第63話)

父への恨みを原動力に、役者を続けてきた一平だった。

母への愛を胸に、新しい喜劇への一歩を踏み出したばかりの一平だった。

「何してんねんな」と千代駆け寄ってきたを見上げた一平が見せた儚い表情。

小さくて小さくて、今にも消えてしまいそうなだった(´;ω;`)

 

前回、一平は母と別れる時に、「お幸せに」と声をかけた。

もう、あの時に一平の考えは決まったのだろうと思うと切ない。

「天海天海の名前を永久に葬り去ってやんねん。派手に幕引きしたんねん。」

(「おちょやん」第64話)

一平の記憶に上書きした父。

そのおかげで、お母さんが大好きだという一平の気持ちは守られた。

父の嘘を信じ、何度も父に怒りをぶつけてきたという一平は怒りが、恨みが生きる力となっていた。

今、その怒りのぶつけ先が、自分に向いて、一平自身を焼き尽くそうとしているようだ…。

 

思えば、一平は天海天海一座をつぶしてしまってから、ずっと台本の勉強をしていた。

新しい喜劇を模索し、書き上げたのが「母に捧ぐる記」だった。

母の無償の愛をえがいたその話を、「鶴亀家庭劇」最初の演目に選ぶほど、母への思い入れが強かった。

父を見返し、母の恨み晴らすのに、うってつけの題材だった。

今の「鶴亀家庭劇」があるのも、根底には母への愛があったおかげだった。

その愛が覆されてしまったんだもの、辞める覚悟するのも無理ないな(´;ω;`)

 

千代だけじゃなくて、千之助も一平の異変に気が付いてた。

天海天海を亡くした直後に舞台に上がった千之助と一平が演じていたのは「親子雀」

その時の千之助のデコピンが一平を思う心を表していたのだが、それが今回の襲名公演の演目に入っているのがキーになりそうな予感。

一平は、亡き父の自分を思う気持ちを受け止めきれずいる。

「今更そないなこと言われてどないしたらええっちゅうねん」

(「おちょやん」第63話)

既に父は亡くなっており、全てが手遅れだと思ってしまって一平は自暴自棄になっている。

でも…、まだ一平は気付いていない。

父だけじゃない、無償の愛を注いでくれていた人間が他にもいたことを。

そのことに気付いた時、一平は本物の二代目・天海天海になれるんだろうな、きっと…。

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ところで。

今回の話に至るまでの流れは相変わらず素晴らしかった。

ヨシヲを見送った後の千代に「一緒になろう」といったこと。

それがきっかけとなり一平が引越したこと。

一平が引越してしまったがためにお家さんの食事を一緒に食べられないこと。

千代が一平の元を訪れて「母に捧ぐる記」を焼いているのを目撃すること。

全ての流れが見事で、「おちょやん」は本当に嬉しい気持ちで楽しむことができます。

さいごに

幼き日の一平は鏡の前で何をしていたのだろう。

そして、何が父・天海天海を驚かせ、芝居を続ける気にさせたのだろう?

母の化粧台に残された口紅を付けたのかな…なんて想像するのだが、どうだろう。

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