【おかえりモネ43話】ヒバとモネは似てる…人の役に立てるまでの面倒くさいところがそっくり

朝ドラ「おかえりモネ」第43話感想おかえりモネ感想

こんにちは、まんぷくです♪

2021年7月14日(水)、朝ドラ「おかえりモネ」の第43話(第9週「雨のち旅立ち」)が放送されました。

このページでは、第43話のあらすじと感想を書いています!!

「おかえりモネ」第43話のあらすじ

登米の人びとに見守られ、ついに樹齢300年のヒバの木が伐採される。そして未定だった木の保管場所についても、百音(清原果耶)があることを思いつく。サヤカ(夏木マリ)は、そんな百音の仕事ぶりをほめるとともに、自分に気を使わず、夢があるのならそちらへ進んでほしいと伝えるのだった。2人の様子を見ていた菅波(坂口健太郎)も、百音を後押しするが、百音は自分がサヤカに合格を伝えられなかった理由を菅波に語りだす。

(出典:NHKプラス「おかえりモネ」)

「おかえりモネ」第43話の感想

とうとう樹齢300年のヒバが切られた。

このシーンを涙ながらに見たという声をSNSで見聞きし、「本当に同じものを見てきた人たちなのだろうか…」と疑問がわいた私。

ヒバが切られた後、ひとりひとりにの表情が映し出されたけど、どんな人たちなのかも分からないままここまで来ちゃったから登場人物たちの気持ちが伝わってこなくて全然グッとこなかったのが私だから…。

そして「保管場所」が未決定のままに切ったことにも疑問を感じていた私だから…。

涙流して見ることのできる綺麗な心が羨ましい…。

   

そのヒバの木の保管場所が、モネの提案によって決まったのも、「え?モネが言う前にあんたたちが思いつくことじゃないの?」程度のことだった。

気象予報士試験に受かったモネだけが残せる「最後の実績」っぽくしたかったみたいだけど、その思惑の方が前に出ちゃって、肝心の「おぉ!流石モネだね♪」という感動はなかったな…。

    

50年という長い期間、木を保管することになかなか「YES」を言えない宮司さんの心を動かした言葉だって、正直どこが良かったのかさっぱり分からなかった。

「別に、能舞台の柱にしなくたっていい。50年後100年後誰かの役にたてばいいって。そういう私たちのためにって残しておいてくれたものがこの土地のどこかにある。そういうの、いいな、安心するなって…思うんです」

(出典:「おかえりモネ」第43話)

私は「だから何?」って思いながら聞いてたけど、宮司さんの気持ちは動かされた。

その気持ちの変化がよく分からないんだよ。

なんで?

   

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それにしても…。

切られたヒバが50年後、100年後に誰かの役に立つためには今誰かが犠牲にならないといけないんだな…。

預かっているものを50年も敷地内に置いておくのって大変だよね。

自然乾燥っていったって気を使うし、他に置きたいものできた時には邪魔だろうし…。

  

成長に時間がかかり、乾燥に時間がかかり、実際に誰かの役に立つときには、今生きている人たちはいないかもしれない。

ヒバとモネを重ねているようなところがあったけど、役に立てるようになるまでメンドクサイ作業が必要ってところまでそっくりなんだな…。

   

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ところで…。

モネはサヤカさんに「嘘をついていた事」を指摘されて落ち込んだ。

「不合格」が嘘だったことがバレていたことを知った時の表情とか、その後の落ち込みようだとか、「あぁまたこれか…」とうんざりした思いでテレビの前にいた私(だったら見るな…と自分で思いつつも…汗)。

   

そしてモネはまっすぐ下宿先に帰らず、カフェに残る

菅波先生に気付いてもらって話聞いてもらって甘えたい、というモネの気持ちがあったからカフェにいたんだろうね。

かまってちゃんだと思う。

「私がここにいるんだから、心配してよ~」というオーラで座ってるモネ…。

いつも受け身で背中押してもらわないと前に進めないモネが嫌…。

被害者面してるようなモネも嫌…。

  

「おかえりモネ」は、時折「震災で心に傷を負った設定」を出してくる。

番組当初はヒロインの悲しい過去に共感し涙しながら見るんだろうなって信じてたけど、だんだん都合の良いときだけ傷ついたフリしてるヒロインに見えてきた…。

だって…。

モネって「何もできなかった自分」を後悔しながら生きているフリはしているけれど、「誰かのために何かできるとき」はスルーしていたからね…。

こんな↓たいそうなことをモネは言っていたけど、その思いとは真逆の行動をモネはしてたよね。

「私が怖くなりました。私が自分の夢を追って離れてしまっている間に、また、大切な人が何か辛い目に遭ったらって…」

(出典:「おかえりモネ」第43話)

モネは辛い目に遭っている人を目の前にしても、さほど気にしてなかったし、その場を離れることを「怖い」と思っていたように見えなかったぞ。

初盆の帰省の時、りょーちんに見送られてバスに乗ったモネは、菅波先生見つけてりょーちんへの心配を全て忘れたよね。

りょーちんが父親のことで辛い思いを抱えていることに気付いておきながら、なんの気遣いもみせてこなかったモネにこんなこと言われてもねぇって感じだよ。

   

「あの時だけ…いなくて」

(出典:「おかえりモネ」第43話)

モネならいたとしてもどうだっただろう?

りょーちんが酒屋で頭下げるところはモネだけしか見ていなかった。

りょーちんはすごく大変だったのに。

そんなりょーちんをモネは助けようとしかなった

モネが「あの日」島にいたとしても、「目の前で苦しむ人がいたのに何もできなかった」とかなんとかゴチャゴチャ言って傷ついた女子高生やってたんじゃないかな。

   

さらに、「あの日いなかった」ことを「仕方ない」と言ったモネにもモヤモヤ。

あの合格発表の日は、吹奏楽部最後の練習日で、モネは練習に参加するって仲間に言ってたんだよ?

部活の約束があって、みんなモネの帰りを待っていたにも関わらず、合格発表のあと寄り道してジャズ聞いてたことで帰ることができなくなったんだよね。

あの日の行動をモネがとてつもなく後悔しているのかと思いきや、「おねーちゃん、津波見てないもんね」と言われた話を菅波先生に話す時に出てきたのがこれだから…↓

「そんなの仕方ないですよね」

(出典:「おかえりモネ」第43話)

モネが逆ギレしてるっぽく聞こえて驚いた。

登場人物たちの長所をちょっとずつ傷つけていっているように感じる朝ドラ「おかえりモネ」。

妹思いの優しい姉だと思ってたら、心の中はそうでもなかったよ…を見せられた気がして怖かった…。

   

   

「おかえりモネ」のまとめ

「おかえりモネ」の情報をまとめています。

  

永瀬廉さんが「あさイチ」プレミアムトークに出演されました↓

   

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

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