【おかえりモネ40話】りょーちんの苦しみを表現する永瀬廉さんの演技力が凄い

「おかえりモネ」第40話感想おかえりモネ感想

こんばんは、まんぷくです♪

2021年7月9日(金)、朝ドラ「おかえりモネ」の第40話(第7週「それでも海は」)が放送されました。

このページでは、第40話のあらすじと感想を書いています!!

「おかえりモネ」第40話のあらすじ

新次(浅野忠信)が見つかった翌日、百音(清原果耶)が気象予報士試験の勉強をする部屋で、幼なじみたちはボードゲームを楽しんでいた。やがて、ふとしたことで、亮(永瀬廉)が、自分たちの世代の将来について語りだす。百音が登米に戻る前日、亜哉子(鈴木京香)は、百音と未知(蒔田彩珠)に、自分の人生を引き合いに、アドバイスをする。そして翌朝、百音は漁港近くの海沿いに、ひとりでいる新次の姿を見つけて…。

(出典:NHKプラス「おかえりモネ」)

「おかえりモネ」第40話の感想

「おかえりモネ」第40話終了後の「あさイチ」プレミアムトークにりょーちんを演じている永瀬廉さんが出演してた。

てことは…、これからしばらく出ないってこと?

そういうワケじゃないよね?(不安…)

   

さて。

今回もりょーちんの姿を見て、辛い気持ちになった。

「俺だって大学いる間に何かこうぜってえ何かでっかいごどやる!坊さんなる前に。」

(出典:「おかえりモネ」第40話)

「坊さんになる前に」という三生の発言きっかけに空気が変わった

りょーちんの動揺が悲しく伝わってきて、思わず涙してしまった…。

苦しみ哀しみ怒り…りょーちんのぐちゃぐちゃになった感情を見事に表現している永瀬廉さんの演技には息をのんだ。

   

りょーちんは、幼なじみたちが選んだ人生を肯定しているような言い方をしていた。

りょーちんから出た言葉はとても前向きなものだった。

なのにその姿は苦しそうに見えた。

「俺らが、前を向くしかないんだ。」

(出典:「おかえりモネ」第40話)

幼なじみたちが前に進む姿に、りょーちんが戸惑っているようにも私には見えたのだけど、皆さんはどんな風にあのりょーちんを見たのでしょう?

三生が何故坊さんになることから逃げようとしていたのか、その理由を一番理解していたのはりょーちんだった。

震災以後、たくさんの人の死を弔ってきただろう三生の父。

震災の傷が、三生を迷わせた。

   

その苦しい思いを三生が乗り越えたのだろうと思うと、りょーちんは焦ったんじゃないだろうか?

いつの間にか前を向いていた三生と自分を比べて、悔しいような情けないような、そんな思いに駆られたんじゃないだろうか?

   

「俺らが、前を向くしかないんだ」は…、りょーちんが自分自身に言い聞かせたかった言葉だったのかもしれない。

   

だって…。

りょーちんは父の新次からこんなことを言われたばかりだったんだよ…↓

「歌なんかやめろよお前。俺は歌なんかではごまがされねえがらよ!俺は立ぢ直らねえよ。絶対に立ぢ直らねえ!」

(出典:「おかえりモネ」第39話)

妻の事を忘れられず、酒に逃げてしまう父。

そんな父に振り向いてもらいたくて、必死に歌った亡き母の十八番も父には届かなかった

そのあげく、「立ち直らねえ」と宣言されてしまい、りょーちんには前を向く余裕なんてなかったはず…

この新次の叫びからは、あの日から前に進むことを恐れている弱さが感じられて切ない思いがした。

衝撃だったし、その圧倒的な苦しみから解放してあげるなんて、並大抵のことじゃないのだな…と思わせられた。

それだけに、その父の思いを目の当たりにしたりょーちんは深く傷ついたと思う。

「俺らが、前を向くしかないんだ」と言わざるを得なかったりょーちんの心は孤独だったんじゃないかな、たとえ幼なじみたちに囲まれていたとしても…。

   

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ところで…。

コージも亜哉子も、新次のことばかり心配していて、何となくだけどりょーちんのことはほったらかしにしているように感じる

新次は震災以後、酒の力を借りて、亡き妻とともに生きてきた…と思う。

死んだ妻の姿を追いかけ、酒に溺れる新次は確かにひとりぼっちだけど、本当の孤独を味わっていたのはりょーちんの方だったんじゃないだろうか。

中学3年で被災したりょーちん。

それからずっと一人だったんだよ…。

「漁師の意地」を傷つけないために新次と疎遠になってしまったのは理解はできるけれど、りょーちんは別でしょ?と思う。

家族ぐるみで仲が良かったというのに、新次と会えないからといって、りょーちんとまで疎遠にならなくてもいいのに。

コージが新次に内緒でりょーちんの相談相手になっていたとか、亜哉子が図々しすぎるおせっかいを焼いてりょーちんにお弁当届けてたとか、後出しでいいからそういうエピソードがほしい

じゃないと、りょーちんが可哀想で可哀想で胸が痛くなるよ。

   

そんなりょーちん親子の今後の動向は大変気になるところだが、明るい未来を想像させつつひとまず終わり…といった感じだった。

「海に恨みはない」

(出典:「おかえりモネ」第40話)

海に対するりょーちん親子の気持ちは一緒だった。

新次は胸のうちをさらけ出したことで、少し前を向くことができたのかもしれない。

携帯に写った妻と息子の写真を見る新次。

今までは妻の姿ばかりを見てたと思う…。

でもこの時の新次は息子の方をじっと見てたんじゃないかな

この父の変化が今後も続き、そしてりょーちんにその思いが届くことを心から願うわ。

   

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ところで…。

モネ、試験受けてから登米に帰ると思いきや、試験直前に山に帰ってた…。

りょーちんと新次の問題に付き合わせるために長期休暇とらせてただけって感じ?

この休暇でモネは「気象予報士試験」の意気込みを前よりも強くしたみたいだけど、そうなるまでに至った感情の変化というのが分かりにくくて共感しにくい

何気ないセリフからも感情がぶわっと伝わってくる浅野忠信さんって、やっぱ凄かったな…。

   

   

「おかえりモネ」のまとめ

「おかえりモネ」の情報をまとめています。

  

永瀬廉さんが「あさイチ」プレミアムトークに出演されました↓

   

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

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