こんにちは、まんぷくです♪
とうとう「おちょやん」各回の感想も今日でおしまいです。
こんなに完成度の高い朝ドラをリアルタイムで見られたことの幸せを噛みしめています。
こちらの記事では「おちょやん」最終回(最終週「今日もええ天気や」)の感想を書いてます!!
「おちょやん」最終回の感想
黒衣さんから始まった最終回。
舞台から客席を見る千代の目には、サエ・テルヲ・ヨシヲの3人が映っていた。
「千代―!」
「姉やーん!」
ここで涙腺崩壊だった。
テルヲとヨシヲが肘で小突きあっているのを、これが涙なしでみれるだろうか…。
最終回が始まる前、いつもよりも緊張感をもって私はテレビの前に座った。
きっと終始、涙涙で、話が終われば「爽快感」が残るのだろうと思っていた。
そして、期待を上回る展開、「サエ・テルヲ・ヨシヲ」の登場に、「さすが、おちょやんだ」と思わせられた。
だけどさぁ、灯子が映るたびに、その感動が薄まってしまったよ。
こんな最終回になるとは思わなかった。
私はまだ灯子を笑顔で見られる心境に至っていないんだよ…。
千秋楽で世間の注目が「竹井千代」に集まる中、
一平と千代が舞台で息の合った演技をしている中、
その輪の中には一切入ることができず、
あの小綺麗な家で灯子と新平が二人っきりで寂しく留守番している。
そんな灯子ならば「許せるかも」という気がするのに、舞台袖にちゃっかりいる灯子がどうにも納得いかない。
きっと…、熊田さんあたりが声をかけたんだろう。
そして、きっと一回くらいは灯子も断ったんだろう。
でも、一平が「あいつ(千代)のためにも見てやってくれ」とか「新平のためにも見てやってくれ」とか、そういうことを言って見に来るように促したのだろう。
(知らんけど…笑)
それでもさぁ、灯子は来るべきではなかったんじゃない?
舞台袖、熊田さんの後ろで新平を抱いてる灯子の姿に気持ちが沈むよ…セッカクノサイシュウカイガ…。
え…、その場所は関係者以外立ち入り禁止の場所でしょう…。
座長の妻という立場とはいえ、あんたにその場所にいる資格はない…!!としか思えなかった。
かすかに微笑みながら一平と千代の演技を見つめる灯子…。
この灯子をみて「良かったね、灯子も救われたね」とか「良かったね、灯子も逞しい母だね」とかそんな温かい思いを抱く人って、仏のような心の持ち主だよね。
しかもさぁ、一回限りの特別公演だよ!?
まだ小さい新平を連れてくるかい!?!?
泣きだしたらどうすんだよ、ぐずったらどうすんだよ…。
大切な公演であるからこそ、「見に来る」ではなく「家でその成功を祈る」というのが、灯子のとるべき態度だったのでは?と私は思う(鼻息荒め)。
「今ある人生が全てですなぁ。あんたと別れへんかったら、大切な人たちと出会うこと汚でけへんかった。あんさんも私も、愛する我が子と出会うこともでけへんかった。」
(「おちょやん」第115話)
この千代の言葉にうるっときてる灯子にイラっとした私…。
これで…、完全に許されたとでも思ったのだろうか。
この千代の言葉でふっきれたから、最後にいきいきと「お母ちゃん」してる灯子の姿があったのだろうか。
確かに千代は、灯子と一平のことを「許した」のかもしれない(私にはそうは見えなかったけども)。
でも、「許したからこそ、前に進むことができる」とは私は考えたくない。
「許せない過去」を怖がらない気持ちがあれば、許さないまま前に進めると思う。
千代は前に進むために過去と向き合っただけで、許したのとは別だったと思う。
千代と灯子の関係は、あのお芝居のあのセリフでスッキリ終わるような簡単な関係ではないと思う。
灯子のことが綺麗に終わりすぎていて、モヤモヤとした気持ちになってしまった。
とはいえ、これは私の小さすぎる器ゆえのモヤモヤなのだろう…。
こんなに色々言ってしまったが、「おちょやん」最終回、(灯子のことを除けば)感動した。
エンディングは、春子(毎田暖乃)と京都の街を歩く美しいシーンだった。
千代が自分の手で勝ち取った幸せ。
千代の人生に乾杯したい気持ちになった。
「おちょやん」ありがとう。
「おちょやん」の視聴方法
以下の記事では、これまでの「おちょやん」はもちろん、過去の朝ドラや大河ドラマを視聴する方法を紹介しています。
私が実際に利用して気になった点、分かりにくかった点などを中心にまとめていますので、参考にして下さい↓
前回(第114話)の感想は以下からどうぞ↓
杉咲花ちゃんに関する記事をまとめました↓
さいごに
せっかくの「おちょやん」最後の感想に、グチグチ書いてしまいました(スミマセン)。
灯子のことを好意的に受け止めることができる人は、ステキな人なのだろうと思います。
私には無理でした…。
千代の人生には一平の人生があり、一平の人生には千代の人生がある。
たとえ離婚したとしても、2人の人生を完全に分けることはできない。
切っても切れない千代と一平、2人の人生はこの先も続いていくのだろうなぁ、きっと…。
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