【おちょやん112話】みつえの「おかえり」から始まった「1ダースのおかえりなさい」が超泣けた

「おちょやん」の感想 第112話おちょやんの感想

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こちらの記事では「おちょやん」第112話(最終週「今日もええ天気や」)の感想を書いてます!!

「おちょやん」第112話の感想

道頓堀に凱旋した千代(杉咲花)。

雨の日の夜、びしょぬれになって逃げるように道頓堀を出て行った千代が、大成功をおさめて晴れやかに帰ってくるなんて、かっこよすぎる。

 

のれんを出すために「岡福」の表にでてきたみつえ(東野絢香)が、近くにいる千代に気付かずに、店の中へと姿を消した…。

と思ったらすぐさま出てくるみつえ。

千代の方なんて全く見ていなかったみつえが、店に戻る時に人の気配をかすかに感じた。

 

普通の人なら、気にも留めずに仕事に戻るくらいのことだっただろう。

だけど、千代の帰りを待ち望んでいたみつえには分かったのだと思う…その人が「千代」だということに。

みつえの「おかえり」が超泣けた(´;ω;`)

みつえと千代の抱擁が、「お父さんはお人好し」の「1ダースのおかえりなさい」の再現のはじまりだった。

第112話は、涙なしでは見られない、視聴者満足度第1位間違いなしのストーリーだったよ。

 

みんなが千代の帰りを待っていた。

それぞれの千代の迎え方が個性的で、視聴者の心をくすぐるものだった。

 

無条件に千代の帰りを喜び、近所のひとたちを走って呼んできちゃう、千代が好きすぎる親バカな旦さん(名倉潤)。

 

千代が逃げ出したくなるほどの辛い経験をしたのは百も承知だが、黙っていなくなったことは許せない、相変わらずの気の強さのツンデレシズさん(篠原涼子)。

 

千代と春子の姿を確認するやいなや、さっそく「うどん2玉」を茹で始める一福(木村風太)。

 

「岡福」に千代がいるのが超嬉しくて、ソッコーで「鶴亀新喜劇」のみんなに知らせようとする徳利さん(大塚宣幸)。

徳利さんからの秘密のメモで千代のことを知った香里さん(松本妃代)たち…「岡福」に一平を来させぬようにわざとらしく誤魔化す、売れっ子喜劇役者たちの下手な演技(笑)

 

そして寛治(前田旺志郎)の「おかえり」は私の中のクライマックスだった…。

千代に会ったら言いたいこといっぱいあったに違いない寛治が、「堪忍な、寛治。突然いてへんようになってしもて」と千代に頭を下げられて、「ほんまやわ」と全て飲み込んだ。

寛治の優しさと笑顔に泣けた。

 

そして、寛治がそんな優しさがあるのは、千代のおかげであるというところが良い。

戦時中、慰問に行ったっきり、寛治はギャンブル&女遊びにハマってしまった。

音信不通になった寛治を千代は待ち続けた。

そして、寛治が帰っていた時は、黙って寛治を受け入れた。

 

この寛治と千代の歴史があるから、今日の寛治と千代の再会が成立するのだと、私は思う。

寛治に「お母ちゃん」と無理やり呼ばせようとした過去があるというのに、黙って寛治を一人置いてきぼりにした千代。

千秋楽のあの日、千代が寛治に何も言えずに出て行ったことはしょうがなかったと思う。

千代には余裕がなかったから寛治に話をすることができなかったと思う。
それに、千代が「出て行くこと」を寛治に話していたら、きっと寛治は劇団をやめて千代についてきただろう。

役者・寛治のことを思えば、千代は寛治に何も言えなかったのだと思う。

 

でも…。千秋楽の日とそれからしばらくは仕方のない事として、1年以上寛治に「連絡」ひとつしてやらなかった千代は結構かったと思う。

それでも、過去に寛治の全てを受け止めた千代があるから、ふたりの今がある。

寛治と千代が再び笑って過ごせる日が来て良かった。

春子の「お兄ちゃん」になった寛治、良かった(´;ω;`)

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長澤先生(生瀬勝久)がこんなことを言っていたのを思い出した。

「先のことは誰にも分かれへんな。あないな戦争さえなかったら、どうなってたんやろなあ。少なくとも僕は、こないな何気ない家族の話なんか書いてなかったと思うわ。」

(「おちょやん」第108話)

 

一平の不倫、灯子の略奪婚。

千代にとっても一平にとっても、鶴亀新喜劇のみんなにとっても、悲しくて辛い出来事だった。

でも、この辛い過去がなければ、「ラジオドラマで活躍する千代」はいなかった。

一平が「桂春團治」を書き上げることもなかった。

 

「鶴亀新喜劇」の旗揚げから1年。記念公演で新作が書けないくらい、一平は落ち込んでいた。

ずっと一平を支えてきた千代だったけれど、座長の妻として一平のそばにいながらも、台本が書けずに苦しむ一平を救ってあげることはできなかった。

その一平が新しい台本を書くことができたのは、「離縁」という大きな出来事があったからで、千代とあのまま夫婦でいたらどうなっていたかは分からない…。

 

「先の事は誰にも分かれへんな。」…長澤先生の言葉が、「本当にそうだなぁ」と思える。

 

これ、これなんだよ!

登場人物の一人一人の言葉に意味が込められて、物語に深みを持たせてくれるの。

こういうの、こういうのなんだよ!!(興奮気味)

こういうのが「連続テレビ小説」なんだよ!!!(さらに興奮気味)

 

素晴らしい作品に出会わせてくれてありがとう。

「おちょやん」に感謝の花籠、贈りたいです💐

さいごに

「おちょやん」も残り3話になりました。

 

以下の記事では、これまでの「おちょやん」はもちろん、過去の朝ドラや大河ドラマを視聴する方法を紹介しています。

私が実際に利用して気になった点、分かりにくかった点などを中心にまとめていますので、参考にして下さい↓

 

前回(第111話)の感想は以下からどうぞ↓

 

次回(第113話)の感想は以下からどうぞ↓

 

杉咲花ちゃんに関する記事をまとめました↓

 

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