【おちょやん62話】一平の父を恨む気持ちと母を愛する気持ちが、波乱を起こしそうな予感…

おちょやんの感想

おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。

こちらの記事では「おちょやん」第62話(第13週「一人やあれへん」)のあらすじ感想気になるセリフを書いてます。

あらすじ

2021年3月2日(火)に放送された「おちょやん」第62話はこんな話でした↓

  • 天海天海の名を継ぎたくない一平(成田凌)に、動揺する「鶴亀家庭劇」のみんな
  • 千代(杉咲花)、一平が納得して名を継げるように、一平・母のてがかりを探しはじめる
  • 千之助(星田英利)に教えてもらった千代は、一平を連れて京都を訪れる
  • 訪ねた先には母はおらず、「カフェー・キネマ」で一平・母に心当たりがないか尋ねる
  • コーヒーをほめた一平を気に入った宮元(西村和彦)が、母探しに全面協力してくれることに!

第62話感想

懐かしい人たちとの再会に温かな気持ちになった。

一平の母を探しに京都へやってきた千代と一平は「カフェー・キネマ」に立ち寄った。

久しぶりの店長・宮元が相変わらずの姿を見せてくれて、ホッとさせてくれた。

 

「おちょやん」は千代の人生を一緒に生きているような気持ちになって見ることができる。

千代が懐かしい人たちに会えば、私も一緒に懐かしく、嬉しい気持ちになれる。

千代を通して疑似体験できるのは、千代の思考や行動には一貫性があり、そのおかげで千代への理解が深まり、「こんな時、千代ならこうする」と想像できるからだと思う。

それもこれも、丁寧な作品作りの賜物だと思うし、そのおかげでこんなにも楽しく朝の15分を過ごすことができるのが嬉しい。

「カフェー・キネマ」の人たちとの再会に、胸が熱くなった。

こんなに嬉しい気持ちにさせてくれる朝ドラを届けてくれていることに感動したし、感謝したい。

 

で、千代との再会を喜ぶ宮元の一平と千代への待遇の差が面白かった。

千代は豪華なステーキとカレーライス。

一平はしょぼい皿に盛られたカレーライスだけ。

このもてなしから、千代との再会を喜ぶ気持ちの大きさが伝わってくるし、千代が京都で一生懸命頑張ったからこんなに愛されているだなぁと思うとホロリとしてしまう。

千代と比べて明らかにしょっぼいもてなしを受ける一平、まさか宮元の品定めをうけているとは思ってもいないだろうな(笑)

宮元が一平を見る目が、娘が彼氏を連れてきたときの父親みたいで、面白かった(笑)

あっさり気に入って、人を信用してしまうのも相変わらずだった。

「深みがちゃいますね。」

「いや、気に入った。今日泊っていき。」

(「おちょやん」第62話)

宮元が褒められるのに弱すぎるところ、好きだわ。

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それにしても。天海天海の名を継ぎたくないという一平から始まり、母を探しにい京都へ行くという流れが鮮やかだ。

しかも、今回の母探しに至るまでに、一平は天海天海一座をつぶしてしまい、一から台本作りを勉強し、「母に捧ぐる記」を書き上げたというストーリーも含まれているから凄い。

母の無償の愛を信じ、それを演じることで一平はその愛を感じようとしていたと思う。

その「母に捧ぐる記」を「鶴亀家庭劇」旗揚げの演目に選び、新しい喜劇を作り出そうとしていたのだから、一平の母への思いの深さを感じさせられるな…。

 

「天海天海になるくらいやったら、役者辞めるわ。」

(「おちょやん」第62話)

母への思いが深いのに対して、父には軽蔑の思いを未だ抱えたままの一平。

父を亡くして月日が流れてもここまで思うくらい、お父ちゃんのこと嫌いだったんだな。

父を亡くした後に一平は嫌いだったはずの父のために涙を流した。

父を失った時に感じた悲しい気持ちが、父を恨む心を和らげたものかと勝手に思っていたのだが、そうではなかったか。

幼き日の一平が、父が母を追い出した後、女に膝枕させてヘラヘラする様子にひきつった顔を見せたのは見事な表情だったな。

相変わらず凄いわ、中須翔真くん

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でも…。

きっと、妻を追い出した後に女にだらしない姿を一平に見せたのは、天海天海の芝居だったんだろうな。

一平の父・天海天海は、母を愛する息子の気持ちを守る為に、一平の母ちゃんを追い出したんだろうな。

息子に嫌われても軽蔑されることになっても、一平の心を守りたかったんだろうな。

そう思うと、切ない話だ。

千之助がずっと守り続けたその秘密の扉を、千代が開いたというのも鮮やかな展開だったなぁ。

「何でもかんでもお前のほげたで思いどおりになると思てたら大間違いじゃ。」

(「おちょやん」第62話)

「ほげた達者」な千代の設定をちゃんと生かしてるし、こんなことを言ってた千之助が千代のほげたと優しい心に気持ちを動かされて母の居場所を教えてくれたのが、素晴らしかった。

千之助の「邪魔くさい」には優しさがつまってるから、大好きだよ。

さいごに

何か食べながら「家庭劇どないなんねや」と取り乱す小山田さんと、小山田さんがこぼしたのを拾いながらなだめる百久利さん。

二人とも最高に面白いです。

小山田さんが食べてるのって、ポン菓子??ポロポロ落としてるし…(笑)

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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