おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
こちらの記事では「おちょやん」第74話(第15週「うちは幸せになんで」)のあらすじ、感想や気になるセリフなどを書いてます。
あらすじ
2021年3月18日(水)に放送された「おちょやん」第74話はこんな話でした↓
- 熊田(西川忠志)が呼んできた警察に捕まるテルヲ(トータス松本)…
- 上の空の千代(杉咲花)を心配した千之助(星田英利)は、テルヲに会いに行ったらどうかと話す
- 旦さん(名倉潤)は、自分を助けてくれた時のテルヲの言動を千代に話してきかせる
- 一平(成田凌)は、満面の笑みのテルヲの写真を千代に渡す
- 千代、拘置所のテルヲに会い、「恨み続ける」と伝える…
第74話の感想
第15週がはじまって、私は「千代がテルヲを許せるのかどうか」に注目していた。
でも、それは間違っていたのかもしれない。
許すのか、許さないのか。
そこじゃないんだろうなって、なんとなく感じた第74話。
千代とテルヲが、本心をさらけ出すことが大切で、「許すかどうか」は二の次なんだろうね。
「おちょやん」の信頼できるところは、テルヲに同情して「もう、お父さんも病気なんだし、許してやんなさい。いくらなんでも可哀そうよ。」というような空気を生みだすワケじゃないところ。
(そう見えてしまう視聴者もいるかもしれないが。)
千代のために頭を下げるテルヲ姿を見て、一番に考えるのは、千代のこと。
千代がこのテルヲとこのまま別れて、千代が後悔しないのか。
延四郎と悔いを残さず別れることができたシズ、万太郎から逃げず再び向き合うことができた千之助、父と母の全てを受け止めた一平。
過去に千代に救われた人たちが、今度は千代の力になろうとしてる。
シズ、千之助、一平、それに旦さんも、自分の思いを押し付けることもなく、答えを出すように要求することもなく、優しく、さりげなく、千代が父親と話をするように促している姿が胸を打つ。
さて…。
テルヲへの許せない気持ちをどこにぶつければいいのやら、一視聴者としてモヤモヤハラハラしながら見守っているところだ。
この話の恐ろしいというか残酷なところは、何の罪もない千代が理不尽な苦しみを抱えて生きているところだと感じる。
「ヨシヲはな、あんただけやのうて、うちのことまで恨んでた。そないなってしもたんは、全部あんたのせいや!あんたはうちからヨシヲまで奪たんや!」
(「おちょやん」第74話)
テルヲの口からヨシヲのことが出てきて、やっと「ヨシヲ」について触れられたのにはホッとした。
「おちょやん」だから、ヨシヲをすっかり忘れて話が進むことはまずないだろうと信用はしていたが、いつ「ヨシヲ」が出てくるのか気になっていた。
ヨシヲの事を聞いて、さらに後悔の気持ちが深まるテルヲ…。
ヨシヲのことも大切だったんだな。
でも、千代を手放してから、坂道転がるように落ちていって、どうすることもできなかったんだな…きっと…。
テルヲが苦しんでいるのは全て自業自得だ。
最後だけはと親心を見せて、千代のために頭を下げて回りいる。
その事で、千代に認めてもらえれば、嬉しい気持ちで死ねる。
もし、千代に恨まれ続けたとしても、千代を悲しませないで済むと安心して死ねる。
どっちに転んでもテルヲは満足なワケだよね…。
一方の千代は、ヨシヲのことを含めて、今までの気持ちを全部テルヲにぶつけても、何一つ苦しみから抜け出すことができない…。
ほんと、残酷な話だね…。これを朝ドラにするのは、相当の覚悟がいったのではないだろうか。
答えのないものを描く「おちょやん」、凄いよ…。
千代は、時折見せるテルヲの愛情を感じ取ってゆらいでいるように見える。
その揺らぐ自分に動揺し、怒り、そして疲れ果てているように見える。
もしかしたら、「許したい」気持ちがあるのかもしれない。
しかし、前回出てきた幼き日の千代自身が、「テルヲを許すこと」を許さない…そんな風にも見えた。
「ええやんけ。あねなやつ、ほっといたら。みんなみんな、あいつのせいなんやさけ。」
(「おちょやん」第73話)
最後にお母ちゃんにどうしたらいいのか問いかけた千代の心の声、切なかった(´;ω;`)
さいごに
「ほんまは、こないちっちゃいちっちゃい石やったんやわ。それでも激痛やで。」
(「おちょやん」第74話)
結石で倒れて病院に運んでもらうストーリーから、千代の苦しみを示唆する「ちっちゃい石」という言葉が出てくるなんて凄すぎやろ、「おちょやん」…。
Twitterでもドラマのこと呟いてます↓
「あいつとはもう縁切ったんだす。赤の他人だす。」
「あね綺麗な人がわしみたいな男の身内なことあれへんやろ。赤の他人ですわ。」
「赤の他人」というセリフが冷酷に聞こえたり、温かく聞こえたり。言葉の使い方、ホント最高なんだよね、「おちょやん」って。#おちょやん— まんぷく♪ (@manpuku_kansou) March 17, 2021
「知り合いの警官が言うとったんやけどな…」と千之助さん。偶然小耳にはさんだけど、という感じに話し始めたんだけど、実はふたりのことを心配して、なかなか事情を教えてくれない警官を言いくるめて、一生懸命テルヲに関する情報を聞き出したに違いないと、私は勝手に想像してる😁#おちょやん
— まんぷく♪ (@manpuku_kansou) March 17, 2021
お茶碗を受け取る時、「おおきに」と言える一平は良い男だわ。#おちょやん
— まんぷく♪ (@manpuku_kansou) March 18, 2021
「わいとサエのもとに生まれてきてくれて、ほんまおおけにな。」このテルヲの言葉への感情のうねりの表現がすごすぎて、杉咲花ちゃんの才能に驚愕してる。演技しているとかそういう次元を超えて、千代がのりうつっているような、そんな表情だった。#おちょやん
— まんぷく♪ (@manpuku_kansou) March 18, 2021
Twitterのまんぷく(@manpuku_kansou)もよろしくお願いします。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
ランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。
コメント