【おちょやん61話感想】一平のプロポーズ、いまいちなタイミングじゃない?

おちょやんの感想

おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。

こちらの記事では「おちょやん」第61話(第13週「一人やあれへん」)のあらすじ感想気になるセリフを書いてます。

あらすじ

2021年3月1日(月)に放送された「おちょやん」第61話はこんな話でした↓

  • ヨシヲ(倉悠貴)を見送った直後、一平(成田凌)は千代(杉咲花)にプロポーズ(?)をする
  • 千代、一平を意識しすぎて演技に集中できない
  • 一平、急に「岡安」を出て、天王寺に住み始めた
  • 大山社長(中村鴈治郎)が一平の新居を訪れ、「天海天海」の名を継ぐように言う
  • 一平は、父の名を継ぐつもりはないと、襲名することを断ってしまった

第61話感想

13年ぶりに会えたヨシヲを引き留めることができなかった千代。

千代とヨシヲの別れはとても悲しいものだった。

最後まで「姉やん」と呼んでいたヨシヲは、きっと千代のことが好きなのだろう。

千代の言葉にぐらつきながらも、もう後には戻れないと覚悟を決めて千代の元を去ったように見えた。

優しい姉やんを傷つけたくない思いと、幼かったヨシヲにおにぎりをくれた神戸の親父さんへの思いが、ヨシヲを「岡安」に留まらせてくれなかった理由だと思う。

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ヨシヲが去った後、千代を抱きしめた一平は超カッコ良かった。

ヨシヲ役を好演した倉悠貴さん包容力のある一平をみせた成田凌さんの演技の余韻にひたりつつ、土日を過ごした。

まだまだ、ヨシヲのことを引きづりつつ「おちょやん」を見ることになると思っていた。

だが、一平のプロポーズ(?)が空気をがらりと変えた。

「俺が大丈夫やあれへん。お前は俺と一緒や。千代…俺と一緒になれへんか?」

(「おちょやん」第61話)

「え?今?」という予想外のタイミングでのプロポーズだった。

千代を見つめる一平の目は怖いくらい真剣だった。

こんな気迫みなぎるプロポーズがあるのだろうか(;・∀・)

 

この一平のプロポーズで、千代の頭から一気にヨシヲのことが吹き飛ぶんじゃないかって心配したのだけど、部屋にもどった千代はヨシヲを思いだして泣いていた。

こういう些細なところ、大切だと思う。

部屋に戻った千代が一平のプロポーズのことばかり考えたら興ざめしちゃうからね。

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「今回の騒ぎは全部うちの弟がやらかしたことだす。」

(「おちょやん」第61話)

千代は「鶴亀家庭劇」のみんなに、今回の事件の真相をすべて打ち明けて、そして謝った。

千代がヨシヲのことを話している間、百久利さん(坂口涼太郎)がすっごく心配そうな顔で千代のことを見つめていた。

千代のことを案じている百久利さんの姿を見ると嬉しくなる。

千之助(星田英利)の手前、当初は生意気な口ばかりきいていた百久利だったが、今では千之助が不在の間もみんなと稽古するようになっていた。

徐々に打ち解けていっている百久利。

百久利はセリフは少ないが、存在感抜群で、百久利の人柄が演技から溢れ出ている。

きっと、「百久利がどんな家庭に生まれ、どんな人生を送り、どんな思いで芝居に励んでいるのか」などの設定が完璧で、なおかつ、演じている坂口涼太郎さんが百久利を愛し、百久利そのものになっているんだろうなぁ。

 

「役を愛しているからこその演技だなぁ」と感じさせてくれるのは坂口涼太郎さんだけじゃない。

「おちょやん」の登場人物には、「え?この人ってこんな人だったっけ?設定変わってない??」ということが全くない。

登場人物の心境の変化も唐突ではなく、それまでのセリフ・仕草・表情からその気持ちの揺れ動きをじわじわと感じさせてくれている。

登場人物たちの心境を深いところまで表現してる。

ヨシヲのせいで劇団に迷惑をかけたといって謝る千代に対する「鶴亀家庭劇」のみんなの反応のひとつひとつが、どれをとっても素晴らしかった。

「演じるということは、役を愛した時間、そのもの!」

(「おちょやん」第49話)

おちょやんに出演してる俳優さんたちがどれほど役を愛しているのか伝わってくる。

千鳥(若村麻由美)の言葉って、名言だね。

 

「あなたが謝って許されることじゃない。」

「だって、あなたは何にも悪くないじゃない。」

(「おちょやん」第61話)

ルリ子さんの言葉は特に嬉しかった。

これ以上ないくらいの優しい表情を千代に見せたルリ子さんの気持ちに感動させられた。

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そんな中、相変わらず掴みどころのない一平の心理は読みにくい。

一平の気持ちは不透明で分かりにくい。

父のせいで母と暮らせず、寂しい思いをしていたこと、そして父を突然失い、天海天海一座をつぶしてしまったこと。

こんな背景をもつ一平だから、いつも気持ちは渦巻いて、平穏である時は少なかったのだろう。

一平は同じような境遇の千代といる時だけは、穏やかな心で自分らしくいられるんだと思う。

「一緒になろうと」いった時、一平の中には「純粋な愛」があったのだろうか?

「分かるはずないやろ。人の苦しみがそない簡単に分かってたまるか。どんだけ知ったふうな口たたいても、お前の苦しみはお前にしか分かれへん。俺の苦しみは、お前なんかには絶対に分かれへん。」

(「おちょやん」第39話)

「お前はお前、俺は俺」みたいなことを言っていた一平が、「お前は俺と一緒や」と言ってプロポーズ。

あのプロポーズは、傷の舐めあいのようにも感じてしまうなぁ。

さいごに

百久利さんのことが気になってます。

みんなと仲良くしている百久利、楽しそう!

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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