第11週「親は子の幸せを願うもんやろ?」
おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
2021年2月17日(水)に放送された「おちょやん」第53話はこんな話でした↓
- 福助(井上拓哉)とみつえ(東野絢香)の関係が菊(いしのようこ)の耳にも入る
- 一平(成田凌)の台本に手直しした千之助(星田英利)、ほとんど内容を作り変えている
- 菊のおかげで、久しぶりに「岡安」大口のお客さんが入り賑わう
- それを知ったシズ、菊の元を訪れて「余計な事はするな」と文句を言う
- ハナ(宮田圭子)は福助とみつえの交際を応援してくれる…
第53話感想
大口のお客さんに「岡安」を勧めた菊。
てっきり、シズはお礼を言いに行ったのかと思ったね…。
でも、違った。
「余計な事」だといって、菊の好意に文句をつけたシズ。
いくらなんでもシズ、言い過ぎなんじゃない?って思った。
菊は、「岡安」に、シズに、頑張ってもらいたいから、客を紹介してくれたんだと思う。
それなのに、えらそうな口を叩くシズに「え?」と思った…。
だけど、あの言葉で、シズがなぜこんなにも怒っているかが分かって、切なくなった。
「福富と競いおうてきたおかげで、今の岡安があんのやてわてはずっとそない思てきたんだす。姐さんにだけは、芝居茶屋辞めんといてほしかった。」
(「おちょやん」第53話)
シズは、これまでの「福富」と「岡安」のライバル関係を良しとしていたんだと思う。
「福富」と「岡安」が切磋琢磨することは、道頓堀を盛り上げ街の発展につながっていると信じてやってきたのだろう。
だから、千代が借金取りに売られそうになった時、シズは菊にも頭を下げた。
シズにとっての菊は同志だから、願いは同じだから、素直に頼ることができたのだと思う。
シズと菊はお互いに文句を言いあっていても、きっと心の底ではお互いのことを認め合っていたのだと思う。
なのに…、菊は芝居茶屋をたたんでしまった。
それは時代の流れにうまく乗った、賢い選択だったと思う。
だけど、シズにはその選択が受け入れられなかった。
もし「福富」がそのまま芝居茶屋を続けていて、みつえと福助が恋に落ちたのなら、きっとシズは2人を認めていたと思う。
そんな気がする…。
菊とシズの気持ちは今でも同じなんだと思う。
芝居茶屋がこの先も繁栄し、道頓堀が不景気に負けずに盛り上がっていくことを願っているハズだ。
思いはきっと同じであるだろうに、対立してしまう二人の姿は辛いなぁ…(´;ω;`)
そして、そんな親をもったせいで、好き同士なのに認めてもらえないみつえと福助が可哀そう…(´;ω;`)
ところで…。
一平の「母に捧ぐる記」をほとんど書き換えてしまった千之助…。
この台本は一平のとって大切な話というだけでなく、天晴さんが一平の元に戻ってきてくれるきっかけになったものだ。
それに、訳アリ役者が集まった「鶴亀家庭劇」のみんなにとっても、大切なお話だと思う…。
なのに、千之助はこんなことを言ってしまう…。
一平「俺はこの台本で母親の無償の愛情描きたかったんです。」
千之助「フッ…。お前に親の気持ちの何が分かるんじゃ。」
(「おちょやん」第53話)
分からないから演じようとしている一平の気持ちを踏みにじった千之助が憎いわ(´;ω;`)
自分では知ることのできなかった感情を知る為に、やってるんだよ、一平は…。
その一平に、「お前に親の気持ちの何が分かるんじゃ」は酷い…(´;ω;`)
でも…。
千之助は父を亡くした一平を育てようと一生懸命やってきたと思う。
第44話で、一人酒を飲みながら千之助はこんなことを言っていた。
「確かに今のわしがあんのはあんたのおかげや。けど息子の面倒まで見きれるかいな。」
(「おちょやん」第44話)
この時の千之助は一平の一座に入る気はなかった。
なのに、鶴亀家庭劇に入ったってことは、やっぱり一平を育て上げることが使命だと思ったからじゃないんだろうか…?
あの一平のとって大切な台本をほとんど書き換えてしまう超憎たらしい千之助だけど、その裏には愛情があるんじゃないのかなって期待しながら見てる。
さいごに
第13話で「椿さんは・・・何もあれへん。」と、浮いた話一つない事を千代に突っ込まれて笑われていた椿さん(丹下真寿美)だったけど。
その椿さんに男性のお客さんが訪れていたね…!!
「もうな椿、あがってしもたんや」って菊さんがお客さんに申し訳なさそうに話してたよ。
椿さんの恋の話(?)も、気になるわ。
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