【おちょやん13話】意地悪でユーモラスな「福富」の菊がいい味出してる

おちょやんの感想

第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」

おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。

不名誉な噂だ「岡安」のお客さんが減ってしまいましたね…。

シズは正直に、旦さん(名倉潤)娘のみつえも含めた「岡安」のみんなに20年前の恋の話をした。

みつえちゃん、年頃なのに大丈夫でしょうか…?

2020年12月16日(水)に放送された「おちょやん」第13話はこんな話でした↓

  • シズ(篠原涼子)と早川延四郎(片岡松十郎)の不名誉な噂が広がる
  • 噂を広めたのは「福富」のお茶子たち
  • シズと延四郎は20年前、恋仲になりかけたことがある
  • 何も言わずシズを見守り続けるハナ(宮田圭子)
  • 千代(杉咲花)、早川延四郎にシズに手紙を届けてほしいと頼まれるが断る

第13話感想

「岡安」の女将ピンチに「福富」の女将は喜び勇んで出かけて行った。

いしのようこさんが演じる「福富」の女将・菊が私は好きだ。

いい具合の意地悪さだ。

鼻につく物言いとか、表情とか、その匙加減が丁度いい。

 

菊の夫と息子が超頼りないところも滑稽で、菊・夫の富川福松(岡嶋秀昭)・息子の福助(井上拓哉)の三人で映るシーンを私は楽しみに見ている。

気が強い妻に頭が上がらない夫・福松は音楽好きなようで、蓄音機の隣で何することもなく過ごしている。

息子もその父の影響をうけたのか、トランペットを始めている。

夫と息子は仕事のことは全て菊にお任せで、何ら役に立っていないというのに、いっつも菊の後ろに居るところが面白い。

本家だというのに関わらず、分家の「岡安」よりもこじんまりした佇まいの「福富」は家も人も愛嬌がある

 

シズの悪い噂を広めた「福富」のお茶子3人も意地悪だが、こちらはもう少しユーモアがほしい

何かと千代につっかかってくるが、口喧嘩でいつも千代にやられる様子は面白いけれども。

こういう性格が悪いキャラクターは、「意地悪だけど見てたら面白いし愛嬌あるしなんだかんだいって好きだな」って思わせてほしいんだよね。

そこに一歩足りないって感じがする。

少々うるさく感じてしまうのは私だけだろうか…?

 

さて。

シズのことだけど、シズが手紙を焼いたのは延四郎への思いを断ち切るため?なのかな。

てことは、まだ好きな気持ちがあったのかな…。

シズ自身にも「別れに悔いを残した」相手がいたんだね。

だから余計に、8年前の千代(毎田暖乃)が失敗したとき、許せない気持ちになったのかな。

「その役者さんはな、廃業して、今日遠い田舎へ帰りはった。もうどこにいてはんのかも、よう分かれへんのやそうだす。大野屋さんはな、その役者さんとの別れに、悔い、残してしまいはったんや。その悔いはな、ほげた達者なあんたでも、ごまかしきれへんもんだす! 分かったらさっさと、荷物まとめて、わての前から消えなはれ!」

(「おちょやん」第9話より)

 

シズが幸せでいてくれればそれだけで良い、と思っている風の延四郎。

思いを断ち切れないのは、シズの方かもしれないね。

終始無言で見守るハナがそれを物語っているような気がする。

さいごに

下手くそな演技している千代に、お世辞言っちゃう先輩お茶子の玉さん(古谷ちさ)が、玉さんらしくて微笑ましたかったわ。

新入りおちょやんも可愛らしいね♪

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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