【エール】光子(薬師丸ひろ子)の賛美歌は超良かったのだけど、あの回想シーンは微妙だった

エールまとめ(新)

【エール】光子の歌とともに流れた平和だった日々が全然グッとこなかったんだけども…

2020年10月16日(金)の朝ドラ「エール」第90話で、音(二階堂ふみ)の母・光子を演じている薬師丸ひろ子さんが賛美歌を歌いました。

空襲で焼けて瓦礫の山となった町に響きわたる賛美歌がとても美しくて印象的でした。

そんな光子のシーンについて書いてみようと思います。

賛美歌を歌った薬師丸ひろ子さん

朝ドラ「エール」にて、ヒロインの母親・光子を演じている薬師丸ひろ子さん。

その薬師丸ひろ子さんが、第90話で歌った賛美歌が高評価である!

薬師丸ひろ子さんの本気を見た、そんな歌声だった。

まさか、光子が歌い出すとは思っていなかったから、最初は「え!?」って思ったんです。

なんで光子さん、いきなり歌い出したの?どういう状況??と思いましたが、まぁこの朝ドラは、人々にとって音楽がなんたるかをテーマにしている感があるので、こういうのもありなのだろうと思い直した。

そして、薬師丸ひろ子さんの歌声の素晴らしさが、光子が歌い出した意味などどうでも良いと吹き飛ばしてくれた。

疑問からスタートした私の気持ちも、その素晴らしい歌声に丸くなったんだ。。

柔らかで…それでいて強さもある声が賛美歌は、胸を打った。。

悲しみとか悔しさとか怒りちか…全て包み込む素晴らしい歌声でしたよ。

賛美歌シーンの回想がいまいちだった…

素晴らしい薬師丸ひろ子さんに酔いしれていると、そのうちに光子の回想シーンに入った。

光子が、平和だった日々を想って、瓦礫に中で歌を歌っている設定だ。

だけど、光子の回想の内容が終始今一つだったのだ。

光子が歌っているから、光子の思い出が流れるのは普通なのかもしれない。

でも、歌声とともに流れるシーンは、「あぁこんなこと、あったよね。」「あの時はこうだったのね。」と、思うシーンを選んで欲しかった。

光子の思い出など正直どうでも良い。

これまでの「エール」を光子に感情移入して見たことはない。

あの素晴らしい賛美歌を聴きながら見たかったのは、裕一だ。

笑顔をなくす前の、心を失ってしまう前の優しくて思いやり溢れ裕一が見たかった。

人を応援するために曲を作り続けた裕一の姿が見たかった。

裕一がハーモニカを教え、自信を与えた弘弥くんが、予科練に入隊するのを見送った裕一が見たかった…。

賛美歌が終わった後、音と華ちゃんが東京の自宅に着いたシーンになった。

いつもは優しい裕一が、何の配慮もなく、華ちゃんに弘弥くんの死を告げてしまった。

伽藍堂になった裕一…。

主人公は裕一なんだから、光子の歌声とはいえ、裕一の回想で良かったんじゃないのかな。

幽霊姿の夫と並ぶ光子が出てきた時は、「これは何を見せられているのだろう」と思いましたよ…(・_・;

せっかくの賛美歌が、勿体無いですよ。

さいごに

さすが薬師丸ひろ子さんだなぁと思える歌声でした。

回想シーンは視聴者の気持ちに寄り添って作ってほしかったです。

   

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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