朝ドラ「エール」のヒロイン・音について色々思うところがあります…。
見えてこない音の人物像。ヒロインなのに…。
愛せない朝ドラヒロイン…
朝ドラ「エール」があと少しでエンディングを迎えるというのに、私にはまだ分からない。
音の人物像が、全然分からない。
音がどんな人物なのか、理解して撮影していたのか、疑問に思ってしまうくらい、音の人となりが伝わってこなかった。
「エール」…楽しみにしていたのに…(´;ω;`)
鉄男のバックグラウンドが見えるという話
昨日、「ごごナマ」というNHKの番組に中村蒼さんが出演していた。
船越英一郎さんと美保純さんが、中村蒼さんの「鉄男」を絶賛していた。
鉄男の細かな仕草から、鉄男のバックグランドが見えるのだと…。そういったことを言われていた。
本当にそうだったなと思う。
中村蒼さんは、鉄男の人物像を深く理解して演じていたのだなと思う。
じゃないと、あの素は大人くしくて、鉄男とはまったく違う性格の中村蒼さんが、あの雰囲気を出せないと思う。
「エール」の中の鉄男は、ずっと鉄男だった。
「鉄男って、こういう男だよね」と、見た人に共通認識ができるくらい、一貫した鉄男が画面の中にいたと思う。
音がどんな人なのか分からない
音からは、バックグラウンドが感じられなかった。
仮に、朝ドラを見ていない人に、「音ってどんな人?」と聞かれたら、どう答えていいのか分からない。
思い立ったら誰が何と言おうとやってしまう行動力が魅力的だと、番組序盤では思っていたけれど、長くは続かなかった。
一度諦めた夢をもう一度追いかけるために受けたオーディションで見せた、音の家事へのこだわりも、なんだったのか分からなかった。
「音らしいな」なんて、微塵も思えなくて、嫌な思いだけが残った。
華ちゃんへの愛情も感じられなかった
裕一の看病を巡って、華ちゃんと水枕の取り合いをしているシーンからは、「誰にも裕一をとられたくない」という風に見えた。
夢よりも華ちゃんを選んで、子育てに専念していたというのに、華ちゃんへの愛情を感じるシーンはないに等しかった。
華ちゃんの前では歌をくちずさむことさえしなかった。
華ちゃんを愛しているのなら、自分の愛する歌を聞かせてやりたいと思わなかったのだろうか…。
これが、歌手を夢見る母親なのだろうか…と思った。
音が夢を諦めて以来、音らしさがなんだったのかさえ分からなくなってしまった。
見ていてとても残念だった。
問題ある人物さえも愛されるキャラになるのが朝ドラだったのに
朝ドラ歴が浅いから、事実はどうかは分からないけども、登場人物が練られているのが「朝ドラ」だと思っていた。
そこが朝ドラの良さだと思っていたのに、まさかヒロインがこんな人物になるとは思っていなくて残念だった。
私が大好きな朝ドラ「スカーレット」では、当初印象最悪だった直子でも、大好きになった。
わがままで癇癪もちの直子に何度も腹が立ったけれど、でも、そんな直子が、そんな直子だから大好きになったのだ。
常治もそうだ。借金するし、酒癖悪いし、娘をビンタするし、暴言吐くし、最悪最低な親父だったのに、大好きだった。
たとえ問題がある人物であっても、その問題さえも受け入れて愛してしまうキャラクターにしてしまう朝ドラ…。
なのに、嫌われる要素がないはずの音が、どうしてこんなにしちゃったのだろう…。
音の出番のない「エール」は心穏やかに見れるのに、音が出るだけでモヤモヤしてしまう。
裕一への愛だけは一貫してたかな…
第109話は、浩二の恋の話。
音は東京にいるからと、安心して見ていたら、音がやってきてしまった。
19歳になった華ちゃんを東京に置いてきた。
19歳だから、自分の事は自分でできる。でも、勉強を頑張っている華ちゃんのために、食事の支度をしてあげたいと思うのが親心じゃないだろうか…。
華ちゃんが夢をもったら全力で応援するといった音だったけれど、音は裕一しか見てないな。
それだけは、一貫していたのだけども。
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以上が、朝ドラ「エールの感想でした!
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最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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