【エール】第89話の感想♪(第18週:戦場の歌)
2020年10月15日(木)放送分の感想です。
「エール」第89話の感想
まずは、あらすじから…↓第89話はこんな話でした。
慰問から日本に帰国した裕一(窪田正孝)は、その足で藤堂先生(森山直太朗)から託された手紙を昌子(堀内敬子)に渡すために、藤堂家に向かう。心の整理がつかない裕一はしばらく一人でいたいと、音(二階堂ふみ)と華(根本真陽)たちを福島に残して東京に戻る。戦況が悪化すればするほど、国民の士気を高めるために裕一への曲づくりの依頼は増え続け、裕一は心を殺して曲をつくり続けていた…。
出典:Yahoo!テレビより
あれよあれよと話は進んで、ついに終戦を迎えた朝ドラ「エール」。
気持ちが付いていけてない人は、私だけじゃあないと思う。
ビルマから帰ってきた裕一は、きっともう戦争のための曲を作ることはないだろうと私は思っていたけど、そうじゃなかったね…。
「ごめんなさい。何も知らなかったんです。ごめんなさい。」
ビルマで恩師・藤堂先生を亡くし、泣きながら謝った裕一。
あの”ごめんなさい”というのは、裕一が歌によって戦意を高揚させた責任を感じたからだと見ていて思った。
だけど、帰国後も軍からの依頼を引き受けている裕一…。
「戦場に意味はありません。戦場にあるのは生きるか死ぬかだけです。」
(エール第87話)
洋画家の中井が言っていたとおりだったのだろう。
勝つために戦っていたのか、何のために戦っていたのか…、分からなくなった裕一は、自分の恩師が戦った意味さえも考えることができなくなった。。
裕一が曲を作る時は、実際に人と会ってその想いを形にしてきたのに、がらんどうのような裕一が戦争のための曲を作り続けたのは本当に痛々しいことだ…(´;ω;`)
魂が抜けた裕一の姿が痛々しかった(´;ω;`)
それにしても、裕一はどこに住んでいるのだろう。
東京大空襲とは無縁の地域に住んでいたのかしら…。
なんか、いろいろ無茶な展開だと感じた89話だったんだけど、これもコロナのせいになるってことなのかなぁ。
10話カットが決定している朝ドラ「エール」。その、しわ寄せが、この回にきているんだろうなぁ…。
音と華ちゃんは、”疎開”というより、ただの”帰省”にしか見えなかったし…。
戦況が悪化してきたら、国内の緊迫感も見られるのかなぁと思ってたけど、今一つ感じられなくって、「あれ?戦争ってこんなもんじゃないやん??」と経験してなくても思わざるを得なかった。
朝ドラ「まんぷく」で、福子(安藤サクラ)が疎開する時見せたあの表情に匹敵するようなものもなかったしね…↓
まるで映画を観てるようでした
#まんぷく pic.twitter.com/tTAjuk7sTf
— hana* (@poppo_2016) October 23, 2018
鉄男も浩二も、召集令状がくることもなく終戦を迎えて、「徴兵検査が丙の裕一に、召集令状が届いたくらいだったのに、鉄男と浩二にはなぜこない…!?」と不思議に思いながら見てた。
まぁ、鉄男のわたわたぶりも、もう見飽きちゃったところだったし、終戦を迎えたのは良かった。
これから鉄男は、裕一を見守り支える役に徹してほしい。
ところで、私の今回最大のがっかりはクリスチャン五郎でした。
正直「まだやってたんかい、集会…」と思ったよ。
集会、そんなに行かなくちゃいけないの?
大切な思いがあるのなら、一人で祈ってちゃだめなの?
危険をおかしてまで集まる必要あるの?
五郎の集会、誰のためにもなってなくない?
戦争は絶対ダメ!って思っている人たちでも、五郎ちゃんの行為は疑問を感じると思う。
戦争はダメ。だけど、命を懸けて国を守る為に戦っている人がいることも事実。
日本が大変な時に、のん気に集会やって祈ってるだけの人って、軍人じゃなくても、多分見てたら腹が立つ。
「戦わなければいい」というけれど、戦わずに済む方法を教えてくれるわけじゃない。
これまで戦った人をどう受け止めたらいいかも教えてくれない。
一体どうすれば、戦争が終わり日本が平和にもどるのかって、誰にも分からなかった。
五郎の言い分は間違っていないけれど、独りよがりだったと思う。
このクリスチャン五郎の独りよがりのせいで、大事な時に梅を救いにいけなかった。
一体五郎は何がしたかったのかと思う。
梅にも思うけど…、この非常時に原稿取りに行くなよと…。
この夫婦、私は好きになれない。
聖書では戦争を止めることはできなかった。
戦争を止めたのは、暴力だった。
二度と立ち上がれないほどの絶望的な暴力が、戦争を終わらせた。
玉音放送を、一人背中で聞いた裕一の姿が、とてつもなく寂しかった…(´;ω;`)
以上が、朝ドラ「エール」第89回の感想でした!
最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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