【エール】第53話の感想♪(第11週:家族のうた)
2020年6月10日(水)放送分の感想です。
第53話の感想
まずは、あらすじから…↓第53話はこんな話でした。
久しぶりに実家に帰ってきた裕一(窪田正孝)を囲んで、幼なじみの史郎(大津尋葵)や元従業員の大河原(菅原大吉)など、三郎(唐沢寿明)が招いた懐かしい仲間たちが集まって宴会がはじまる。皆が楽しく飲んでいるさなか、弟の浩二(佐久本宝)が役場の仕事から帰宅する。浩二は相変わらず裕一に冷たく、三郎がお酒を飲んでいる事にも苛立(いらだ)っているのだった。音(二階堂ふみ)は、三郎の体調が気になっていた…。
出典:Yahoo!テレビ
今日のお話は涙が出た。そういや、前作の「スカーレット」はしょっちゅう涙しながら見ていたが、今作品は全然泣いてなかったな。
今日以外で泣けたのは、団長が応援歌をお願いする訳を裕一に話した時と大将の失恋の時だったな。特に大将の恋の週は大好きだったな~。
好き同士なのに、別れるしかなかった希穂子との切ない恋が泣けたね。気穂子を演じた入山法子さんが最高だったし、鉄男とお似合いで二人でいるシーンは胸キュンだったなぁ。
今回はなんといっても浩二だよね。天才の兄に凡人(といっても優秀なんだけども)の弟。
天才の兄は幼い頃から両親の視線を独り占めにしてきたよね。
夜泣きがひどかった赤ちゃんが、成長すれば全く手がかからない子になっていた。
注目されるのは発達が心配な兄ばかり。吃音で虐められ、されに両親の気持ちをもっていく。
自分の方が何でもできるのに、見てくれない。
父親は明らかに自分より兄を愛している…。
そんな兄は作曲に夢中で、家族をないがしろにして、家を捨てて出て行った…。
天才の裕一の気持ちに感情移入できなくて、裕一が作曲で苦しんでいる時も「ふ~ん。天才ってこういう風にもがき苦しんでるときあるよね」みたいな天才あるあるを何の気持ちの動きもなくく見ていた。
でも、浩二の気持ちは分かる。見ていて苦しくて息がつまる。
連絡一つよこさなかったくせに、子どもが生まれたからって、校歌を任されて招待されたからって、ノコノコやってきた裕一に腹が立つのは当然だ。
そんな裕一と音が朝から台所に母と一緒にいるなんて、私だったら嫌だ。
兄のレコードを、兄のいなくなった部屋でたった一人抱えている浩二…(´;ω;`)
めちゃくちゃ泣けるやん(´;ω;`)
両親を大切に思い、朝から晩まで働き、父の体を誰よりも心配している浩二。
そんな浩二よりも、父は遠くで頑張る兄の成功を喜び誇りに思っているんだから…。切ないよなぁ(´;ω;`)
この愛情の格差…。しかも三郎にとってはそんな気はないのであろう。浩二の事だって可愛いと思っているのに違いない。けれど、そこが罪深い…。
ところで…。浩二役の佐久本宝さん、良いよね。浩二の怒りとか憎しみとか悲しみとか…。全部が表れていて、浩二が出てくると、私まで息がつまる感じがしたり苦しくなったりする。
小山家の光と影というのかな、その影の部分を表現するとても重要な役どころで、それを全うして演じている佐久本宝さんがホントすごい。
ちなみに、佐久本宝さんは映画「怒り」で俳優デビューしたのだが、その演技で第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞している。オーディションで1200人の中から選ばれ、さらには新人俳優賞を手に入れるという逸材だ。
2016年に公開された映画「怒り」は主演が渡辺謙。さらには、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡が出演している。
こんな豪華俳優陣の中で、高校生の時の佐久本宝さんが出ているのだから、すごいとしか言いようがない。
今日は浩二の日だったわ。
浩二が父から愛されていたという実感をもつことができる展開を期待したい。
自分も愛されていたと気付いた浩二の表情が見たいなぁ…。
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以上が、朝ドラ「エール」第53回の感想でした!
最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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