数日前に、息子が39度近い熱を出しました。
小学校中学年の息子ですが、一度も学校を休んだことがありませんでした。
こんな高熱をだすのは何年ぶりでしょうか…。
ずっと健康だった息子がこんなに高い熱を出すなんて、コロナ禍の今だから結構びびりました。
私が住んでいるところはコロナ患者がトータルで1桁
私が住んでいるのは地方都市で、人口10万人をちょっと超えるくらいのところです。
コロナ感染者はトータルで一桁の市です。
そんな小さな市ですから、コロナ患者が一人でもでると、犯人捜しのようなものが始まります。
失業中の私はただいまほぼヒキコモリ状態なので、コロナに感染するような可能性が悲しくなるくらいありません。
が、私自身に覚えは全くないものの、子どもたちは学校に行っているし、夫は仕事に行っている。
そこで日常的に接する人たちがどんな生活を送っているのかは分からない。
もしかしたら、発熱の原因がコロナの可能性だってあるかもしれない。
だって、あんなに健康な息子が熱出すんだもん…。
という風に、私は結構焦りました。
かかりつけの小児科がなくなっていた…
高熱にプラスして、体の痛みもあって、すごく辛そうにしていたので、病院に連れて行くことにしました。
「発熱しているが診てもらえますが?」
と聞くために、診察券を探し電話をかけた。
が、その小児科はもう診療していなかった…。
病院と無縁な日々を送っていた間に、かかりつけ小児科はなくなっていた…。
「かかりつけ」というほどでもないが、数回通ったことのある内科にも電話をかけてみた。
内科だが、子どもも診てくれる優しい先生だ。
かなり以前に私が高熱で受診した際、子どもも一緒に診てくれた。
が、そこも駄目だった。
「中学生以下のお子さんはもう診ていない」ということだった。
小児科医が不足しているため、その優しい先生のいる内科に患者が押し寄せたのかもしれない…。
何度も小児科を変えざるを得なかった
思えば、娘が産まれてから今までに何度も小児科を変えてきた。
1つ目の小児科はすごく良くて、大変お世話になったが、ご高齢だった。
年齢を理由にその医院はなくなった。
2つ目の小児科はまぁまぁだったが、こちらも息子が小さい頃になくなってしまった。
こちらも年齢が理由だった。
3つ目の小児科が高齢になったことを理由に閉院されてしまった。
そんな時、新たな小児科ができた。
ずっと大きな病院に勤められていた先生が招かれて新しく作られた病院だった。
比較的若い先生だったので「もうこれで小児科医をかえなくて済む」と嬉しかった。
だが、今回の息子の発熱で、その病院も診療をやめていたことを知った…。
小児科医不足の深刻さを肌身で感じた出来事でした…。
高熱で苦しむ息子の横で、ネット検索で病院探し…。
いきなり総合病院の小児科に連れて行くのは無理があると思いました。
総合病院に行くには紹介状が必要だというイメージがあったので…。
なので、もう小児科に連れて行くことはあきらめ、内科で子どもを見てもらえる病院を探すことにしました。
内科の「発熱外来」を受診
幸運なことに、一つ目に電話した内科に診てもらえることになりました。
「発熱外来」というのを設けている病院で、他の患者に会わないように時間指定で診察を受けることができました。
電話では、2週間以内に県外に出ていないか、などの質問をされ、息子の症状を詳しく聞かれました。
嗅覚や味覚の異常がないか、呼吸が苦しくないかなどを聞かれました。
指定された時間に病院の駐車場で、車の中で待つように言われました。
準備ができ次第、携帯に連絡すると言われたので待っていましたら、電話がなりました。
他の患者が出入りしない、裏口を教えられ、そこから病院に入りました。
普段の診察室とは違うだろうところで、息子は診察されました。
扁桃腺炎でした。
診察後は速やかに車に戻りました。
そこでまた待機でした。
処方箋は車まで看護師さんが持ってきてくださいました。
そして、指定の薬局に行き、また車での中で待機。
薬剤師さんが車まで薬を持ってきてくださいました。
さいごに
小児科医でなくとも丁寧にみてくれた先生、電話対応してくれた方、車に処方箋を届けてくれた看護師さんも、薬を届けてくれた薬剤師さんもとても親切でした。
初めての患者でしかも子どもなのに快くみてくださいました。
「こんな時期ですから、熱出すと大変でしょう」とねぎらいの言葉もかけてくださって、いやいや、大変なのは医療現場の方たちなのに…と感謝の気持ちしかありませんでした。
ところで。
初めて小学校を休んだ息子。
初めてのお休みだったので、「休んだ間にみんながやった授業はどうなるんだろう?」と心配していました。
休んだ際の授業はスルーされるっぽいですね。
授業が分かるのかどうか心配していた息子でしたが、「習ってないけど簡単だったわ」と心配はなくなったようです。
さいごまで読んで下さりありがとうございました。
ランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。
コメント