
こんばんは、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
春休み中にごたごたがあり「おちょやん」遅れて視聴中です。
ごめんなさい<(_ _)>
こちらの記事では「おちょやん」第84話(第17週「うちの守りたかった家庭劇」)のあらすじ、感想や気になるセリフなどを書いてます。
あらすじ
2021年4月1日(木)に放送された「おちょやん」第84話はこんな話でした↓
- 大山社長(中村鴈治郎)の意向で鶴亀家庭劇は解散することになった
- 千代(杉咲花)は、黙って解散を受け入れた一平(成田凌)に不満がある様子…
- 「福富楽器店」に婦人会がやってきて、トランペットを出すように言われる
- みつえ(東野絢香)は一芝居うって、福助(井上拓哉)のトランペットを守る
- 千代は一人でも家庭劇を続けると決心する
第84話の感想
千之助の年の取り方が秀逸すぎるわ…!!
千代のおかげで万太郎(板尾創路)を再び「兄さん」と呼べるようになり、それからの千之助は丸くなった。
当初は本心を見せずプライドが高く、意地悪で、ニコリともしなかった千之助が柔和な眼差しを劇団員に見せるようになった。
その千之助の心の変化と、年の取り方が、素晴らしいという言葉では足りないくらい素晴らしい。
徳利「それがでけんねやったら、苦労せえへんけどな。千さん。千さんどない思いはります?」
千之助「おもろないわ。」
徳利「何がですか?」
千之助「何もかんもじゃ。」
(「おちょやん」第84話)
使う言葉は似たようなものでも、以前の千之助と今の千之助は全く違う。
強がっていても、誰よりも空襲を怖がっていた千之助。
その千之助が、大切な弟子の百久利を戦争にとられてしまった。
恐ろしく怖い戦地へ行ってしまった百久利を見送った直後の千之助が、「おもろない」「何もかんもじゃ」と言い捨てて家庭劇の稽古場から去る様子が痛々しかった。
年をとって、丸くなって、でも口だけは達者で…。
戦争に百久利だけでなく、鶴亀家庭劇までもをとられた理不尽さを、千之助は一人で抱えている。
いや、ほんと。
千之助の変化がとてつもなく良い。
主人公の一生を伝えてくれる朝ドラは、若い俳優たちがそのキラキラと輝く若さを隠し切れないがために、途中からは「ん?今、何歳の設定?」となってしまうことが多いと感じている。
でもこれは仕方ないと思う。
10代後半~20代前半の俳優たちから溢れる輝くオーラはいくら消そうとしても消すことができないだろう。
その点で考えると私は、朝ドラヒロインは、30歳前後の人が一番良いと思う。
安藤サクラが演じた福子は終始年相応の演技を見せてくれていたし、戸田恵梨香が演じた喜美子も良い年の取り方をしていた。
だけど、今回のヒロイン・千代を演じるのは杉咲花23歳。
演技が素晴らしくて、ずっと彼女の演技に引きこまれて見てきたが、ここ最近は溢れる若さが気になるようになってきた。
千代が逞しく成長していくその変化は見ていて感じるし、年を重ねた強さもすごく伝わってくるのだが、見た目とのギャップがちょっと気になってしまう。
そんな中で、ほっしゃんの演技は光っているなぁと思う。
千之助がちょっと映るだけで、時間の流れを感じることができる。
髪形とか髪質とか、メイクとか、そういう外見的なものだけじゃなくって、千之助が年老いていっていることが内面から滲み出ている。
ほっしゃん、おそるべし…!!
さいごに
福助のトランペットを命がけで守ったみつえは良かったんだけど、婦人会の人たちが去った直後にトランペット持ってくるのはダメでしょ、福松さん!!
「福富楽器店」は外から丸見えだし、怖いやん!!
「おちょやん」も終盤にさしかかってきました。
これまでの「おちょやん」を無料で見る方法を知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
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