第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」
おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
2021年1月28日(金)に放送された「おちょやん」第39話はこんな話でした↓
- テルヲ(トータス松本)に有り金全部渡して別れを告げる千代(杉咲花)
- 鶴亀撮影所を辞めることに決めた小暮(若葉竜也)は千代にプロポーズ
- 小暮は結婚後、落ち着いたらテルヲとヨシヲを呼んでみんなで暮らそうと言ってくれる
- 一平(成田凌)、2人の会話から千代がプロポーズされていることに気付いたっぽい
- 一平、まだ父親に縛られている千代に、厳しくも温かい言葉をかける。
第39話感想
千代はテルヲを元に戻すことが出来なかった。
父親に縛られているのは、きっと父が優しかった頃の記憶が残っているからだと思う。
テルヲは娘・千代と暮らし続ける事よりも誰の子だか分からない子を身ごもった栗子との生活を選んだ。
千代が奉公に出された日、テルヲは千代を追いかけてきた。
あの、思わず駆けだしてしまったテルヲからは千代を愛していたことを感じた。
千代も、テルヲがやってきたのをみて、お父ちゃんが自分を必要としてくれている…と思い顔を輝かせた。
あの時感じた「お父ちゃんが自分を必要としてくれるのではないか…」という気持ちを、千代は消し去ることができないままでいるように見える。
どんなにひどい目に遭わされても、その気持ちは消えないままで、千代をさらに苦しめた。
「今度こそ、今度こそ…」と父を信じてみるものの、また同じように裏切られた千代。
あまりに酷いテルヲの姿は、見ていて苦しかった…(´;ω;`)
「スカーレット」の常治(北村一輝)も毒親だなぁと思いながら見てた。
常治が持つ確かな愛情で、喜美子をがんじがらめに縛っている様子を見ると、怒りがわいた。
一方テルヲは、怒り…というよりも、見ていて悲しい。
あまりに哀れで、痛々しい。
失うと人生がぐちゃぐちゃになってしまうほどに、千代の母・サエを愛していたということだろうか。
テルヲには自信を反省し、まともになってほしいと思う。
けれど、もしテルヲが自分自身に向き合ったら、良心を呵責に苛まれて生きていくことはできないんじゃないかと思う。
テルヲはあらゆる問題から逃げ、酒と賭場で気を紛らわせ、寄生虫のように生きている。
そうすることでしか、生きていけないのだと思う。
テルヲにプライドなんてものがあったら、とっくに死んでいただろう…。
苦しくて、苦しくて、気が狂いそうになるだろう。
現実から逃げることでしか生きていけないテルヲが痛ましい。
弱く儚いテルヲの姿が、千代が投げつけた小銭を拾うテルヲの姿が、私の胸を締め付けた。
そんな父親をもつ千代の苦しみに寄り添おうとする小暮くん。
いつか落ち着いたら東京に呼び寄せて面倒見てあげる…。
東京でテルヲもヨシヲもみんな一緒に暮らす…。
千代はきっと、この言葉にひっかかっただろうなぁ。
優しい小暮くん…。あったかい小暮くん。
小暮くんと結婚したら、絶対に幸せになると思う。
結婚してほしい(´;ω;`)
でも…、そうはならないであろうことが分かっているから見てて辛い(´;ω;`)
千代の苦しみは、千代自身で取り除かなければ、幸せになれないのかもね…(´;ω;`)
一平の言葉が身に染みる。
「分かるはずないやろ。人の苦しみがそない簡単に分かってたまるか。」
(「おちょやん」第39話)
芝居としていたら、人の苦しみが分かるような、分かってもらえるような気がする…。
ヨシヲに会いたいと願って女優を目指した千代が、苦しみを原動力にやっていくことになるのかな。
辛いなぁ(´;ω;`)
にしても…。
いっつも良すぎるタイミングで話を立ち聞きするなぁ一平よ!
立ち聞きで千代がプロポーズされていることは分かっただろう。
一平、絶対千代の事好きだよね!?
千代に話す言葉はきつい、のに、優しい。
「分かるはずないやろ」って突き放す言葉なのに、一平の言葉は千代をまるごと抱きしめたみたいにあったかかった(´;ω;`)
成田凌の一平…最高や(´;ω;`)
さいごに
「カフェー・キネマ」のみんなが、千代の家族のように温かく見守ってくれているのがすごく嬉しい。
店長の宮元(西村和彦)は、肝心な時に弱くって頼りにならないけど、父親みたいな温かさがあるよね。
そんな風に千代が愛されているのは、千代が頑張っているから、なんだよね。
千代、がんばれ…。
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