【エール】智彦が騙されていないか心配だし、今後のケンとの関係も気になるし。
朝ドラ「エール」はただいま第19週「鐘よ響け」の放送を終えました。裕一(窪田正孝)が長崎に出向き、永井医師(吉岡秀隆)と話をし、『長崎の鐘』を作り上げるところまで話は進みました。
そんな中、もう一つ気になるストーリーがあります。それは奥野瑛太さんが演じる智彦についてです。
気になる智彦について書いていこうと思います。
智彦とケンの関係がとても気になる…戦後の智彦の様子
関内智彦は吟(松井玲奈)の夫である。
戦前は出番が少なく、とくに目立つこともなかった智彦だったが、ここにきて注目を浴びている。
(2020年10月24日現在)
戦時中は国民からもてはやされた軍人だったが、敗戦すると国民は手のひらを返したようん元軍人を非難した。
出征していた智彦だったが、生きて帰ることができた。
が、戦後の智彦は、就職先が決まらずプライドを傷つけられ、荒れていた…。
智彦は軍人としてのプライドの象徴、襟章を大切にしていた。
その襟章を、戦災孤児のケンに盗まれた。
しかし、盗まれた襟章は再び智彦の元へ戻ってきた。
戦災孤児の刈り込みから逃れるため、ケンは智彦に襟章を見せ、「父ちゃん!」と叫んだのだ。
それから、智彦とケンに繋がりが生まれた。
ラーメン屋で働き始めた智彦の元にケンがやってきて、2人は話をするようになった。
そんなラーメン屋での日々も、第95話が最後になるようだ…。
智彦は就職のため、ラーメン屋を辞めることになったのだ(´;ω;`)
ラーメン屋に慣れてきたころに、ケンとの関係が深まってきたころに、智彦が去って行くのがとっても寂しいわ…。
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嫌いだった智彦がだんだん好きになってきた
私は当初、智彦が嫌いだった。
多くの視聴者は智彦に良い印象を持っていなかったんじゃないかと想像している。
エール第56話で、音の亡き父が地上にやってくるという面白いお話があった。
その時、安隆(光石研)は吟の事をこう言っていた。
安隆「少し、旦那さんに合わせて、無理をしとるように感じた。」
(エール第56話)
智彦は吟に無理をさせていた。
安隆が音のところを訪れたのは華ちゃんがまだ赤ちゃんの時だった。
とすると、ずーっとずーっと吟は智彦に合わせて一生懸命良き妻でいたのだろうと思う。
エール第92話の感想でも書いたことなのだが、 軍から裕一に曲の依頼をする時も、智彦はえらそうだった。
軍の中での自分の立場ばかりを気にしていた。
智彦は怖い軍人だった。
そんな智彦は、口紅をつけた吟に苦言を呈したことがあった。
智彦「そんな顔で外には出るなよ。ただでさえ、軍人の家はいい暮らしをしてるんじゃないかと、妬まれやすいんだ。お前は何かと目立つし、ふだんから地味にしておくぐらいでちょうどいい。 」
(エール第73話)
何かと人の目が気になる智彦なのだ。
家族の事よりも、世間がどう思うかの方が、問題のようだった。
ちなみに私はこの時、「お前は何かと目立つし」という言葉の中に「吟は特別綺麗だから…」という思いが隠れているように感じて、ちょっと萌えたのだった(笑)
「智彦は吟に愛情があるのかい?」と思うくらい、智彦と吟の家庭のシーンは寒々しかった。
そんな冷たい智彦だったから、ずっと好きじゃなかった。
だけど、戦後の智彦の苦労を見るうちに、だんだん気になってきた私…。
智彦は、超プライドが高い。プライドの塊だ。
軍人であったという事実は世間から非難されるというのに、智彦はいつまでたっても軍服を着ているのだよ。
軍人であったことの誇りを決して捨てない智彦が、最初は嫌だった。
「プライドなんてさっさと捨てちまいな!」と思って見てた。
「プライド守る前に吟を守れ」と言ってやりたかった。
けれど、ある日智彦はラーメン屋で働く決意をした。
その時は戦後2年近くが経っていて、決心が遅すぎるだろうと思ったけれど、智彦がラーメン屋で働く姿は胸を打った。
皿洗いから始めた智彦は、それでも軍人としての誇りを捨ててはいなかった。
ケンから返してもらった襟章を大切にしまった。
プライドを捨ててラーメン屋に入ったのではない、プライドを大切にしながら、ラーメン屋で働くことを選んだんだと思う。
ラーメン屋の仕事を覚えようと奮闘する智彦を見るうちに、「プライドなんてさっさと捨てちまいな!」と思って見ていた私はいなくなっていた。
元軍人の智彦が、以前と変わらぬ誇りをもって、そのまま生きていってほしいと思った。
私は智彦が好きになっていた。
騙されていないかい?智彦の就職先が心配…
ある日、ラーメン屋で働いている智彦のところへ、同期の松川(木原勝利)やってきた。
そして、松川の実家の貿易会社に就職することになった智彦。
この松川が、かなり怪しげなのだ。顔がいかにも悪そう…(笑)
何より怪しいのが、待遇が良すぎる事だ。
就職が決まったことをまずケンに伝えた智彦。
きっと以前の智彦だったら、黙って去って行ったと思う。
だけど、智彦はケンとの出会いで何かが変わっていた。
ケンにラーメン屋を辞めることを告げ、たまに来ると言った。
智彦が去ったあとのケンの表情が切なかった。
ケン役の浅川大治くん…大物になる予感…!
そして、吟にも就職の報告をした。
吟に「心配かけたな」と言った智彦…。
この言葉を”智彦語”に訳すと、きっと「心配かけてごめんな。これからは吟が安心できるように頑張るから。今までありがとう。」という事だったんではないかと想像する。
たった一言の「心配かけたな」が吟にはとても嬉しい言葉だったに違いない。
せっかく歩み出した智彦が傷つくのは見たくない…。
「どうか松川がいい人でありますように…」と願う。
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最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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