【感想】クリスマスに読みたい絵本ー急行「北極号」ーThe Polar Express

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『急行「北極号」』はC・V・オールズバーグ絵/文、村上春樹さん訳の絵本です。

今日は、絵本『急行「北極号」』をご紹介します。

私まんぷくの中では、クリスマス絵本”ランキング1位”だよ!

映画「ポーラー・エクスプレス」の原作

映画「ポーラー・エクスプレス」はご存じですか?

ポーラー・エクスプレス(吹替版)

 

映画を見たことがない方はラッキーかも!!

映画「ポーラー・エクスプレス」の原作は、『急行「北極号」』です。

ですが、映画と絵本は全く違った世界観。(だと私は感じました)

映画には謎のおっさん(!?)が登場しますが、原作絵本には登場しません。

映画には超ノリノリなシーンが多々ありますが、絵本は終始穏やかです。

 

映画を見る前に絵本を読んでほしい

もしかしたら、映画を見た後に絵本を読むと、物足りなさを感じてしまうかもしれない。

だから、もし映画をまだ見たことがないなら超ラッキー

『急行「北極号」』のあったか~い世界観を、なんの先入観もなく楽しめるのですから!

 

そして絵本を読んだ上で、映画を見ると楽しさ100倍ですよ。

この絵本を映画にしたら、こんなに面白くなっちゃうの!?ロバート・ゼメキス監督。天才やな。

と思うに違いありません。

絵本→映画の順がオススメだよ!

絵本の感想

表紙のあの列車が「急行北極号」です。

この北極号が、森を抜け、山を越え、北極点に近づいていきます。

見開きいっぱいに描かれたその絵に派手さありません

温かみがあって、優しいトーンの絵が、とても美しい絵本です。

 

この絵本は、年代によって感じ方が変わるところが面白い!

サンタクロースを信じて疑わない小さな子どもにとっての『急行「北極号」』。

サンタクロースの存在を怪しむ年頃の『急行「北極号」』。

完全にサンタのことなど忘れてしまった大人が読む『急行「北極号」』。

 

私がこの絵本と出会ったのが大人になってからでした。

子どものための読み聞かせ絵本として購入しました。

読みながら、私自身の子どもの頃のこと、思い出しました。

サンタさんの存在にワクワクして、不思議で嬉しくって、クリスマスイヴの日はドキドキしながら寝ていました。

私は、両親から愛されていたことを、この絵本で再確認しました。

 

絵本には、過去に注がれた愛情を蘇らせてくれるパワーがあると思います。

『急行「北極号」』を読むと、温かな気持ちを感じるのはもちろんなのですが、寂しさも感じます。

懐かしい過去の日々を思い出すと、もうあの時に戻ることが出来ないな…と切ない気持ちも湧いてきます。(←こんな気持ちになるの私だけかもしれないけども)

何歳からおすすめ?

『急行「北極号」』は4歳~6歳くらいのお子さんからおすすめします。

これは、出版社の受け売りとかじゃなくて、私まんぷく独断のオススメ年齢です。

この絵本、絵本の中では文字が小さい方だと思うし、ふりがな付きとはいえ漢字が多いです。

小さい子には難しそうねぇ…

と、思われる方もいるかもしれません。

 

ゆっくり読むと15分くらいかかるかな。

なので…。

もしかしたら、絵本に慣れていないお子さんは、聞くことが難しいかもしれない。

でも、幼児のうちに読んであげたいです!

幼児のうちは素直に本を受け入れてくれる

年齢が進むと、個性が出てくるので、本選びにも趣味嗜好が反映されるようになります。

 

幼児のうちはそれほど選り好みしなかったのに、成長とともに興味のない本は完全シャットアウトしてしまう時期がやってきます。

(もちろん、子どもによって様々だけども。それにその時期をすぎるとまた色んな本を読んだりすることもある。)

でも、年齢が低いうちは、「お母さん(お父さんとかおばあちゃんとか)が読んでくれること」が最重要ポイントなので、お母さんの「今日はこれ読んでみよっか」は受け入れられることが多いと思います。

絵本慣れしている子なら年中さん、そうじゃなかったら年長さんからオススメだよ。

てことで、4歳~6歳くらいのお子さんからおすすめです。

 

もちろん、自分では読めませんので、ぜひ寝る前のゆったりとした時間に読んであげて下さい。

 

寝る前に絵本を読んであげていると、成長後も本を読まずに寝ようとしても「なんだか落ち着いて眠れないぞ…」ってなるので自然と読書する子に育ちますよ。(少なくとも我が子はそうです)

クリスマスプレゼントに贈ったら素敵じゃない?

小さい子へのクリスマスプレゼントって困りませんか?

友だちの子どもへのプレゼントとか、姪っ子、甥っ子、子どもの同級生とか。

そんな時、絵本をプレゼントするのはどうでしょう?

もしかしたら「なぁんだ、おもちゃじゃないのか」って思われるかもしれません。

でも、後になって、「素敵なプレゼントだったなぁ」って思ってくれると思います。

私は子どもたちへの贈り物が「絵本」だととても嬉しかったです。

「絵本」というプレゼントからは、「子どもたちが健やかに成長しますように」という願いが込められていると感じました。

贈ってくれる方に対しても、「絵本を選んでくれるなんて、素敵な方だな♪」と思いました。

素敵な絵本のプレゼントなんて、センス抜群だと思いませんか!?

洒落たクリスマスプレゼントになると思うよ♪

さいごに

『急行「北極号」』を読むと、あったかい気持ちになり、その上であの映画「ポーラー・エクスプレス」のワクワク感を味わいたくなります。

絵本にインスピレーションを受けて、あの名作映画が誕生したなんて凄いですよね。

以上が、クリスマスが楽しみなること間違いなしの『急行「北極号」』の紹介でした。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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