第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」
おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
第15話、素晴らしかった…!泣きました(´;ω;`)
2020年12月18日(金)に放送された「おちょやん」第15話はこんな話でした↓
- 早川延四郎(片岡松十郎)、シズ(篠原涼子)との約束の場所に到着
- 高城百合子(井川遥)が「岡安」に別れの挨拶をしに来る
- お茶子、旦さん(名倉潤)、みつえ(東野絢香)総出で、組見を盛り上げる
- 延四郎が亡くなったという知らせが届く…(´;ω;`)
- テルヲ(トータス松本)が「岡安」を訪ねてきた…!
第15話感想
私はシズと延四郎の話には興味が持てなかった。
夫がいるのに20年前に恋仲になりかけた人に会うなんて…。
2人ともまだ未練がありそうな雰囲気やん。
2人とも、思いを隠しているけれど明らかに好き同士やん。
しかも、超忙しい「組見」の日に、一番大切な役割の女将不在だなんて…。
10代の千代(杉咲花)が純粋な気持ちでシズを応援している気持ちは分かる。
恩人のシズに後悔してもらいたくない。
それはシズにとっての恩人が延四郎だから。
千代は、大切に思っていた弟・ヨシヲが夜逃げ後どうなったか分からない状態だ。
だから、別れに悔いを残してほしくないという気持ちは誰よりも強いだろう。
そんな千代の熱い思いを理解しつつも、人妻が恋した男と会うというストーリーは、あまり好きになれなかった。
と…。昨日まではこう思っていた。
だけど今日。
シズと延四郎が悔いを残すことなく別れることができて本当に良かったと思っている。
延四郎の切ない嘘が、シズへの気持ちの大きさを物語っていた。
「あん時、あんたが来うへんかってホッとしたんや。私もなぁ、おうてあんたに別れ話しようと思うてたんや。」
(「おちょやん」第15話より)
そんな延四郎を見透かしたシズ…。
でも、延四郎が自分の死期を悟っていたことまでは、見抜くことはできなかった。
千代がシズの背中を押さなかったら、シズは一生後悔し続けることになっていただろう。
「今のわてがあんのは、あんさんが支えてくれはったおかげだす。」
(「おちょやん」第15話より)
シズが延四郎にこの言葉を言えてよかった。
大切な人に、感謝の気持ちを伝えることが何より大事なんだと思わされた。
世間体や忙しさ。
さらに、自身の気持ちと向き合うことへの抵抗感。
こんな事を理由に一番大切なことをないがしろにする所だった。
シズのために、「岡安」のみんなが奮闘してくれた。
「岡安」のみんなの温かさが素晴らしくて胸を打たれた。
みんなのシズへの信頼感が、これまでのシズの生き方を見せてくれた気がする。
そんな女将・シズは延四郎という存在が作り上げた。
この2人の別れがこんなに泣けて切ないものになるなんて、思ってなかったな(´;ω;`)
シズと延四郎の別れ。
高城百合子の旅立ち。
組見で千代が耳にした「ヨシヲ」という名。
全てが切ない。
切なくて胸が痛む。
「おちょやん」は清々しさと、物悲しさとがミックスされて複雑な感情にさいなまれる。
旅立つ高城百合子が口ずさんだ歌を、チンドン屋が演奏した。
その音楽が超絶良かった。
道頓堀の象徴(というほど?)のチンドン屋。
賑やかな道頓堀の雰囲気を出してくれていたチンドン屋。
そのチンドン屋が、泣かせ役になるなんて…思ってもみなかった。
あの音楽がほんとに凄かった。
良すぎた。
最高だった。
着物を着た女性の歌声が心に染みた。
「おちょやん」はね、見ていると何故だか涙が溢れ出るんだよ。
芝居も音楽もストーリー上に自然に、違和感なく存在している。
そして、視聴者の心を揺さぶる。
特に今回のチンドン屋にはガーンとやられた思いだった。
あの音楽が物語を盛り上げ、感動的で忘れられないものにしてくれた。
あの歌のチョイスが、これ以上ないと思える程素晴らしかった。
その歌と共に流れた組見の様子。
楽しさ、愉快さ、切なさ、息苦しさが入り混じったシーン。
さらに。
客の「ヨシヲ」がMr.オクレ…!
面白いよ。
ヨシヲがMr.オクレなんて、最高に面白いやん。
なのに、Mr.オクレが超切なくて泣けた(´;ω;`)
いまだかつて、Mr.オクレに切なさを感じたことがあっただろうか。
「おちょやん」は笑いあり涙ありの演出が素晴らしいとは分かっていた。
けど、想像を超えてくるわ。
こんな「笑いと涙」があるなんて、期待値以上でしょ。
喜怒哀楽、全ての感情を味あわせてくれたわ。
「怒」はもちろんテルヲ(トータス松本)です(笑)
さいごに
シズを心待ちにしていた旦さんも良かったなぁ。
シズの帰宅に偶然居合わせた風の演出(笑)
「なんや、もっとゆっくりしてきたらよかったのに」も泣けたわ。

物腰柔らかな旦さんが素敵!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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