【スカーレット104話】今更「僕にとって喜美子は陶芸家ではなく女」 って言われてもねぇ…

スカーレットの感想

【スカーレット】第104話の感想♪(第18週:炎を信じて)

(104)「炎を信じて」

2020年2月4日(火)放送分の感想です。

「スカーレット」第104話の感想

まずは、あらすじ↓第104話はこんな話でした。

喜美子(戸田恵梨香)を心配するマツ(富田靖子)の依頼で草間(佐藤隆太)がやって来る。居合わせた八郎(松下洸平)は挨拶をして早々に帰っていく。その後、喜美子は草間に穴窯の説明をして望む焼き色を出すための仮説も伝える。それは2週間、窯焚(た)きを続けること。草間は喜美子に助言をして挑戦を後押しする。だが話を聞いた八郎は心配して駆けつける。一方、信作(林遣都)と百合子(福田麻由子)はようやく結婚写真を…

出典:連続テレビ小説 スカーレット – Yahoo!テレビ.Gガイド[テレビ番組表]

 

喜美子のピンチに駆けつけてくれる草間さん(佐藤隆太)がかっこよすぎたわ。

 

八郎とのやりとりを見ても、二人には何も言わない。

普通なら、「あなたたちの関係、ちょっとおかしいよ。子どもの事も考えてあげなよ。やり直しなさい」なんて小言、言いたくなるハズなのに。

「スカーレット」の人々は、余計な事は言わない。”私生活の詮索”はしないのがスカーレット。

これ、喜美子・女中時代の大久保さん(三林京子)の教えでもあるんだけど、教えをうけてない登場人物たちもそれがしっかり備わっている。できた人間ばかりだ。

で、そんな草間さんにだから、喜美子も安心して語れる”穴窯”。

今夢中になっていることを語る喜美子を、昔と変わらず優しい声で「喜美ちゃん」って呼んでくれる草間さん。なんかこれだけで泣ける(´;ω;`)

どれだけ無謀な事をやっているか、そのせいで家庭がほぼ壊れているのに。そのことを全く責めない。

それはやっぱりあの時喜美子が言った「信じる力」の違いなのかもしれない。

幼少期からずーっと頑張ってきた喜美子を見てきた草間さんは、喜美子を信じている。

草間さんは、怒る時は怒る人。チビ喜美子が、慶乃川さん(村上ショージ)の作品をけなした時、叱ってくれた草間さん。

ダメな時はダメと言ってくれる人だ。

その人が応援してくれてるんだもの…。慶乃川さんが草間さんに渡したアノたぬきを持ってきてくれて、それを喜美子に託して応援してくれてるんだもの。

草間さんの応援は本当に支えになるわ。

そして…、常治(北村一輝)が存命だったころのマツは、常治一筋過ぎて子どもたちが見えていないような感じだったが、ここんとこ私の中でのマツ株が急上昇中(笑)

喜美子の心が苦しい時に、百合子はちや子さんに会いに行くように手はずを整えてくれて、マツは草間さんに会えるようにコッソリ手紙を出してくれていて…。

めちゃくちゃ良い家族やん。愛情感じるわ。

信頼しかない。

これ、絶対に裏切られない。

喜美子は”引き際”を分かってる。どうやっても上手くいかない穴窯で、家族を巻き込むわけにはいかないと分かっている。

だから、これが最後のチャンスだと。2週間の窯焚きを失敗したら穴窯を終える覚悟があるのだと思う。。

”これだけやってダメなら諦める”。これができる人だよ、喜美子は。

喜美子の穴窯はギャンブルみたいだ、家族を傷つけながらもどうしてもやめられない。そんな声もあるけれど、喜美子はそんな人じゃない。

何かにチャレンジして、でも夢かなわなかった人たちは世の中に無数にいる。

その夢に執着しすぎて人生破綻させた人もいるかもしれないけど、その夢をとことん追いかけてダメな事が分かってから次のスタートに立つ人もいると思う。

穴窯に魅せられた喜美子は、人生破綻コースをいったかのようにも見えたけど、それは一瞬。八郎と三津との関係に胸を痛めた時、穴窯に狂うかもしれないと思った。

けれど、八郎が出て行って、大阪での荒木荘の面々と再会し、新たな思いで向き合った穴窯との付き合いはギャンブルとは全く違う。

成功に導くために、計画的に慎重に検証しながらやっている。研究に次ぐ研究。

思えば、八郎が喜美子がカケラの色を出すために穴窯を建設してくれたわけだが、研究なしであのカケラの色を出せるとでも思っていたのだろうか。

お札に羽が生えて飛んでいく穴窯。本来なら武志が巣立ち、夫婦ふたりだけの生活に再び戻った時にすべきだったんだよね。

もうしつこいくらいに言っているが、八郎がどうして「今夢を叶え」と後押ししたかほんっとに謎(;・∀・)

で、川原家を出て行って以来、終始蚊帳の外にいた八郎がついに穴窯に口出し。

「僕にとって喜美子は陶芸家ではなく女」

(スカーレット第104話より)

2週間も焚くと穴窯が壊れて火災が起こるかもしれない。

そんな危険な目に合わせたくない。

ここで突如持ってきた「男と女」。八郎の名言だね。

朝ドラ見てる時はね、この八郎の言葉にグッと来たし涙出そうになった。

何だかんだで喜美子のこと好きで心配してくれてるし、ずっと”女”だったなんて、30代過ぎて夫からそんなこと言われたら嬉しいもんね。

が、見終わってしばらくして、モヤモヤしてきてた。(どんだけスカーレット好きでいつまで考えてんねんって話(笑))

そもそも、八郎が喜美子を陶芸家として意識し始めたのではないかと。

だから、喜美子の才能に脅威を感じて嫉妬していたのではないかと。

いつの間にか覚えてた釉薬の調合。それを知った時の八郎は喜美子を”女”として見てなかったと思う。

”ライバル”現る!みたいな顔して見てた気がしたよ。

で、挙句三津に愚痴ったり慰めてもらったりして心に隙ができて、三津がそこに入り込もうとした。

三津との楽しい談笑中に、喜美子が現れると空気が冷える。

あのね、八郎。八郎自身が喜美子を”女”として見なくなったのが問題だったのではないか?

”女”の喜美子になぜ、芸術を極めることを託したのか…。

これが謎なわけで、今更甘い言葉口にしたって遅いのよって思うなぁ。

家族総出で喜美子を応援する川原家に八郎の居場所なさすぎでそれはちょっと気の毒だけどね。

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第104話の公式ツイートまとめ

スカーレット公式Twitterは終了しています。

ツイッター反応まとめ

以上が、朝ドラ「スカーレット」第104回の感想でした!

 

最後まで読んで下さりありがとうございました♪

   

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