【スカーレット】第75話の感想♪(第13週:愛いっぱいの器)
2019年12月25日(水)放送分の感想です。
「スカーレット」第75話の感想
常治(北村一輝)が逝ってしまった(´;ω;`)
最期の最期にそばにいてほしかったのは喜美子(戸田恵梨香)だったんだなぁ。頭に何かついてるって言って、頭をぽんぽんってした常治。
「ほな、またな」と言った常治に話を続ける喜美子。
最後まで涙を見せなかった喜美子の強さ。誰よりも父の病気と向き合う覚悟がなさそうだったのに。やっぱ喜美子は喜美子だわ。
いやいや、めちゃくちゃ泣かされたわ。直子なんで戻ってこないの?今こそ電話使えよ…いや、むしろこんななる前に直子戻らせたれよ…直子もお皿に絵描きたいハズやん…なんていうツッコミを全部吹っ飛ばしてくれるくらい常治の死に際の演技が素晴らしくて…。めっちゃ泣いた。
常治は確かにマツとは一度もケンカしたことなかったかもしれない。けれど、常治と喜美子はお互いを思ってぶつかることもあったよね。常治と喜美子はとてつもない信頼関係があった。
常治が不器用ながらに一番に喜美子を可愛がっているのは一目瞭然、その上誰よりも信頼して頼りきっていた。喜美子は常治がいっくらアホでクソでどうしようもないお父ちゃんなのに決して見捨てない娘だった。
一見するとただただ搾取され続けている娘のように見える親子関係だったが、そうはさせなかった「スカーレット」。娘に頼らざるを得なかった愛情深いが頼りないお父ちゃんの人生を思うと、泣けてくる。
常治はマツと結婚して、マツを愛し続けてきたが、家のことはほとんど喜美子に任せてきた。喜美子が9歳からこのお話はスタートしたが、その時から常治は出かける時「喜美子、留守の間頼んだで」と喜美子に声をかけていた。普通は奥さんにそう言う事言わない?
常治は喜美子に奥さんのような役回りまでさせていたような気がする。だから、喜美子と常治が対立することも多かったのだと思う。
マツはただただ横でヘラヘラっとしているだけのことが多かったし、だからケンカにもならなかったんだと思う。だから、常治が言った言葉にはとてつもない違和感を感じた。
「仲ようせえよ。うん?お父ちゃんとお母ちゃんは、いっぺんもケンカしたことなんかあれへん。なっ?ふたり、仲ようせえ。」
(スカーレット75話より)
ふたりがケンカせずにやってこれたのは喜美子の功績だと思うんだ。それを、二人が結婚した時から変わらず愛し合って思いあってきた素晴らしい夫婦みたいに言われると…。マツがただの可愛い奥さんやってるだけで生きてこられたのは誰のおかげやと思ってんの?と思ったわ。
だから、常治の「ふたり、仲ようせえ」は親心としては分かるんだけど、”あんたが言うなや”って気持ちがあるんだわ。喜美子が大阪に行っていた3年間、家庭崩壊させたあんたたち夫婦を良い見本みたいに言われてもなってね。
とはいえ、常治が最後に喜美子の生き方を認めてくれたのはめっちゃ良かった。
「これ、なんぼや。値段はつけられへんわのぅ。こういうのを作るいうんは心を伝えるいうことやな。よう伝わった。みんなの心がよう伝わった。ええ皿や。ええ皿や」
(スカーレット第75話より)
深先生(イッセー尾形)を尊敬する喜美子に「出ていけ」と言ったこともある常治が、最期にこんな言葉を残したのが感慨深い。創作への情熱を失っているのか、抑えざるをえないのかは分からないけど、その喜美子の気持ちを変える言葉になることは間違いないだろう。
「スカーレット」第75話のあらすじ
病状が悪化して、食も細くなった常治(北村一輝)を元気づけようと、信作(林遣都)は父・大野(マギー)が昔、常治と約束したマツタケご飯をご馳走しようと考える。深夜二人で山へ向かう。一方、喜美子(戸田恵梨香)が提案した常治へのプレゼント、家族の手作り大皿が完成。そこに信作たちがマツタケを採って、駆け込んでくる。するとほぼ寝たきりだった常治が起き上がり、家族や友人を前にマツ(富田靖子)の幸せを願う言葉が。
引用元:
連続テレビ小説 スカーレット – Yahoo!テレビ.Gガイド[テレビ番組表]
第75話の公式ツイートまとめ
ツイッター反応まとめ
以上が、朝ドラ「スカーレット」第75回の感想でした!
最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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