【エール】第80話の感想♪(第16週:不協和音)
2020年10月2日(金)放送分の感想です。
第80話の感想
まずは、あらすじから…↓第80話はこんな話でした。
音楽挺身隊の活動に取り組んでいた音(二階堂ふみ)は、戦争が激しくなっていくにつれ、戦争に協力していくことへの疑問を抱き始める。一方、鉄男(中村蒼)が木枯(野田洋次郎)をつれて、一緒に飲もうと突然やって来る。久しぶりに裕一(窪田正孝)たちは楽しい時を過ごすが、鉄男や木枯は、今の世の中の空気が合わず、創作から離れていると話す。裕一は戦争の今、やれることをやるしかないのではないかと話す。
出典:
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「音楽は軍需品なんですよ。」
(エール第80話より)
二階堂ふみさんが演じる音は、はっきりものを言うタイプだから、大好きな音楽を”軍需品”と言われたら言い返してしまうよね。それで「非国民」って言われてしまって落ち込んんだ音。
そんな可哀そうな音だけど、感情をオープンにできるのだから、落ち込んではいるけれどまだ幸せな方だと思う。普段と違う様子に気付いて、心配してくれる夫。話を聞いてくれる夫。音が抱いている気持ちに寄り添いつつも、「お国のために」音楽を作り続ける裕一自身の気持ちも優しく伝えている。
裕一の「お国のために」の立場に音の気持ちはざわついたかもしれないけど、それでも音は恵まれている。自分の気持ちや思いばかりを優先している音を見て、疎ましく思われてしまうのは仕方なかったのかなと思う。
前作朝ドラ「スカーレット」で、深先生(イッセー尾形)が語った戦争の話が今でも印象深い。
深先生は従軍画家として戦地を回った。その深先生が、火鉢に描かれた絵を見て戦争が終わったことを感じたのだ。
なんとぜいたくな… なんとぜいたくなことを日本は楽しむようになったんや。
(スカーレット第41話より)
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芸術って、贅沢品なんだなと、今回エールを見ていて改めて思う。そして改めて思う。「スカーレット」の人間描写の素晴らしさを…。登場人物のバックグラウンドが分かると、そのセリフも胸を打つものになるんだなと。深先生の笑顔の裏にはそんな過去があったのかと、涙涙で何度も見たなぁ。
私にとって鉄男は特別枠だわ。幼少期に苦労して、夜逃げした後もどうにか頑張って新聞社で頑張って、恋して、両想いなのに別れることになって…。
途中、「この人いつまでおでん屋やってんの(笑)」って思ったこともあったけど、おでん屋では気遣いもできていてなかなか良い大将だ。
戦争帰りの元軍人の話に胸を痛める優しくて繊細な心を持っていて、新聞記者として働いている今も報道と事実の違いに苦しんでいる様子…。
偉そうな口ぶりだけど、繊細な鉄男の心がすごく良い。そして、まっすぐな裕一はひたすら求められるものを作り出す。この対比が良いね。
世の中が戦争に突き進む中、音のまっすぐな「こんな世の中おかしい」という気持ちには何故だか共感できなかった。裕一、そして吟(松井玲奈)や鉄男と比べて、音の気持ちなんてちっぽけなものに見えてしまった。
口には出せない思いを抱えながらも「お国のために」と気持ちを奮い立たせている吟、「お国のために」自分の求められる仕事をやり遂げる裕一、戦争の真実を知りつつもどうすることもできない鉄男。真っすぐすぎて迷いも知らない裕一や、吟や鉄男の苦悩が、胸にズシンとくる。
「エール」Twitterまとめ
久しぶりに木枯と再会! 古山家でお酒を酌み交わしました🍶
鉄男も木枯も、時代に飲み込まれていく裕一の音楽活動を気にかけていました。#朝ドラエール#窪田正孝#中村蒼#野田洋次郎 pic.twitter.com/1J0dwn670X
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 1, 2020
慰問先での合唱の選曲をした音。
顧問の神林の厳しい言葉にショックを受けます。#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#円城寺あや pic.twitter.com/E8SUbStWBI
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 2, 2020
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以上が、朝ドラ「エール」第80回の感想でした!
最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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