2019年11月29日(金)放送分の感想です。
「スカーレット」第53話の感想
なんや、めっちゃ腹が立ったな今回の話…。常治には同情の余地があったが、マツにはなかった今回の話。
深先生(イッセー尾形)と兄弟子ふたりと「あかまつ」で語り合い、一緒に過ごせる残り少ない日々を大切にしようって思いながら帰宅した喜美子。
そんな思いを台無しにしてくれたのが、マツ(富田靖子)だな。
喜美子が帰ってくるのをわざわざ待っていたマツと常治。マツが酒屋さんから深先生がクビになったと聞いて、それを問いただすために待っていた。
それって、今そんなに重要な事なん?常治とマツにとって、深先生がクビになったことって、帰りの遅い娘を待って、すぐに問いただすほどの話なん?
喜美子がクビになったわけじゃないんやし、丸熊陶業の社長が変わって火鉢の生産が縮小されることは常治は既に知ってたやん。
むしろ、深先生と兄弟子がクビになったというのに、喜美子だけが絵付師として残ることになったことにホッとする話なのでは?と疑問。
なんでそんなにマツが必死なのか分からなかった。マスコットガールやいうて持ち上げられてたけど大丈夫なんかって町の人が言ってたらしいけど、マスコットガールに一番浮かれてたのはマツだ。
マツ「深先生、やめはるんやって?」「みんな絵付職人はクビになったって言うてる」
(スカーレット第53話)
マツの言葉がウザすぎてウザすぎて…。腹が立ってしょうがなかった。マツが見ているのは常治だけ。常治の気持ちが一番大切、子どもの事なんて見ちゃあいない。悲しいわ(´;ω;`)
喜美子の話を聞いてあげようともしない両親にイライラを隠せない喜美子。そりゃあそうだわ。
深先生と兄弟子がクビという不名誉な理由で信楽を去ると思われていること。それも自分の両親にそう思われているなんてね。
だから喜美子は必死に言ったんだと思う。深先生がいくつになっても学ぼうとしている尊敬できる人だということを。
喜美子「やりたいことやろうとして好きな事を追いかけて…いくつになっても深先生は…世間が何と言おうと深先生は素晴らしい先生や。」
(スカーレット第53話)
そこで常治が語りだしたのは常治自身の仕事の話。好きな事してお金貰える人間なんてほんの一部だ、そんなことも分からない喜美子は世間知らずだと喜美子を否定する。
「仕事が好きで楽しいなんて一度も思ったことない。どんだけ一生懸命稼いでも、家庭科の先生になりたいという娘の願いも聞いてやられへんねん…恥ずかしいわ…ここだけの話や、ほんま情けない思うわ。…先生だけが、深野先生みたいな人間だけが素晴らしいと思うんやったらな…出て行ってくれ。はよ出て行ってくれ」
(スカーレット第53話より)
…この言葉を聞くまで、完全喜美子擁護だった私なんだけど。いくら一生懸命働いても満足な給料を稼ぐことができず、娘の夢を叶えてやれない自分を責めている時に、何歳になっても学ぼうとする先生の素晴らしさを語られ、「そんなことできる?」と言われ…。常治の思いも…分かるなぁ、辛いなぁ。
お酒飲まんかったら高校進学できたのでは?と思うけど、酒しか楽しみがない、酒しか逃げ道がない常治からそこまで奪えるかというと難しい…。
ところで、火まつりの喜美子可愛かった(^^)前髪あげてすっきりさせて、美人が際立つ!
火まつりのおかげで前半のイライラを抑えられたな。深先生、フラフラしすぎやろう(笑)
そして、最後のシーン。お参りする喜美子をそっと見つめる八郎(松下洸平)が、あのフワフワした八郎じゃなくって意思が固い男前になってて、昨日に引き続きハート持っていかれた(笑)
第53話の公式ツイートまとめ
ツイッター反応まとめ
以上が、朝ドラ「スカーレット」第53回の感想でした!
最後まで読んで下さりありがとうございました♪
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